2016年06月24日

ドバイでのイフタール@Al Ghurair Masjid









ドバイ滞在2日目は高級ホテルではなくローカルなムスリムの集まる本来的な意味でのイフタールを見学しようと、日没直前にディラ地区にあるAl Ghurair Masjidを訪問。ローカルとは言ってもアラブ人が集まっている訳ではなく、大半が近隣に住んだり働いたりしている南アジア系出稼ぎ労働者。中にはアフリカ系ムスリムも少なくない。ちなみにAl Ghurair Masjidはドバイ在住の複数のインド系ムスリムからローカルなイフタールを見ることが出来るマスジドとして教えてもらったものだが、こうしたマスジド・モスクは市内至るところ存在する。



















マスジドに入ると既に多くのパキスタン人、バングラデシュ人、インド人などが列を成して座り、その前にはデーツやサモサとパコーラなどの揚げ物、ビリヤニ、ローズシロップ水などが準備されている。そして日没を知らせるアザーンと共に一斉に食べ始める。
















マスジドを案内してくれたバングラデシュ人の世話役さん

ドバイで初日滞在したホテルの従業員の多くはインド人出稼ぎ労働者で、その大半はケーララ出身者だった。ケーララは全インド的に見て高学歴層が多いにもかかわらず失業率が高いため、インド各州に比べ中東諸国への出稼ぎ労働者が突出して多い。中でも特に州都トリヴァンドラムやトリシュール、マッラプラム、カンヌール出身者が多い。こうした中東からの海外送金はケーララの州所得のかなりの割合を占める。こうした送金は大半は土地・家屋の購入に使われることが多く、実際にケーララに行くと海外送金で建てたという煌びやかな一戸建てを見る事が出来る。


宿泊先のケーララ出身従業員


宿泊先のケーララ出身従業員

ケーララ出身者はホテルや建築現場など様々な場所で働いている他、飲食店経営している人も少なくない。そうした場合、必ずしもケーララ料理を出す店であることは少なく、顧客間口の広いハンバーガーやカバーブやチャイニーズ(インド中華)などをメニューに置く店であることが多い。










こういった中東系の料理を出しているSAHAR HOTELもケーララ出身者経営

posted by asiahunter at 00:00| Comment(0) | ■在外ムスリム系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月23日

ドバイでのイフタール@Palace Hotel

イスラム教の五行の一つに『ザカート』がある。富者による貧困者への義務的な喜捨を指し、特にインド等では金曜日などに飲食店前で食べ物の無料配布といった形で日常的に見られるものである。ラマダン月は特にこうした善行が奨励されているため、ドバイなどでは元来富裕層によってモスクやマスジドの前にテントが張られ、その中でイフタール(日没後の食事)を提供する習わしがあったという。






この『テントでのイフタール提供』という形式だけ踏襲した、"ラマタン・テント"または"イフタール・テント"などと呼ばれる食イベントが特に大きなホテルなどで行われている。形式だけの踏襲なので特にそこにはザカートを反映させたものではなく、純粋に日没後のイフタールを有料で楽しむためのものであり、酒こそ無いが外国人観光客なども気軽に参加出来る。



Lamb Ouziという料理。隣でサーブするインド人スタッフに聞いたら『インドではまあビリヤニですよ』との返答







Fish Sayadishという料理。なかなか可愛らしい顔をしている。








価格帯にもよるが通常それはブッフェ形式で提供される。またこれらはイフタール・ブッフェ、イフタール・パーティーなど『イフタール』の名が冠せられている事もあってある種の喜捨的側面もあり(ラマダンになるとデパートではセールが行われる)、価格は通常の食べ放題より安い。従って普段なかなか行く機会のない高級ホテルのブッフェであっても特別価格で提供しているため、こうした機会を目当てにして高級ホテルのイフタールを楽しむ外国人在住者などもいるらしい。



















ドバイ到着し、あらかじめ日本で目星を付けていた店にコンタクトを取ってみたものの軒なみ予約で一杯。10軒近く聞いたが全てフルだという返答。せっかく楽しみにしていたドバイのイフタールがフルだとは…

こういう時は電話ではなく実際行ってみた方がなんとかなる、という今までのインド体験から判断し、アポ無しで高級ホテルのPalace Hotelに行ってみた所、最初はやや難色を示されたが受付で少し待つように言われ、案の定しばらく待っていると『空きが出たからどうぞ』と通された。やはりこうした社会、ゴネでみれば何とかなるものである(笑)



圧倒的物量のデザート類。中東系・インド系・欧州系と各3テーブルあり、デザートだけで別部屋となっている。
















通された空間には中東料理を中心に、インド料理や各国料理がこれでもかと陳列されている。給仕や調理スタッフにはインド系も多く料理に対する疑問などがヒンディー語で聞けるのも助かる。巨大で豪快なマトンや魚のプラオや各種ビリヤニ、ハリームなどの料理が目を惹く他、デザート・コーナーに行くとインドのジャレビーやハルワ、バルフィ、中東や西洋の様々な菓子類が並んでいる。肉や魚料理を中心に、何から何まで筆舌に尽くしがたかった。




















posted by asiahunter at 06:16| Comment(0) | ■在外ムスリム系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月03日

リスボンのバングラディシュ人コミュニティ

リスボン市内至る所にあるドネルケバブの店は経営者、従業員共々バングラディシュ人移民が多かった(中にはパンジャーブ人もいる)。ポルトガル人の店が元旦休みの多い中、こういう店は早朝から深夜まで営業していて人だかりが出来ている。ドネルケバブと言えばトルコやエジプトが本場だが、地理的に近いそれらの国々からの経営者・スタッフは少なく、バングラディシュ系が大きく幅を利かせている。ドネルケバブ産業はポルトガルに於けるバングラディシュ系移民の主要産業の一つと化しているように思える。

こうしたケバブ屋で情報収集していると、地下鉄Martim Moniz駅北側にはバングラディシュ人の多い一帯があるという情報を得た。翌日早速訪問してみると、バングラディシュ系食材店もあり、また一棟丸々バングラディシュ人が居住するアパートすらあり、バルコニーからはルンギーやランニングシャツや南アジア特有の男物パンツといった洗濯物がリスボンの海風にそよいでいる。





Rua Do Bemformosoという通りにはマスジドもあり周囲のバングラディシュ系がナマーズに訪れている。周囲にはもちろんバングラディシュ人経営のハラール食材店も多い。

その内の一軒Nitto Shaidaiに入店。品揃え的にはバスマティやスパイス類以外に、冷凍のルイやイリシなどを丸ごと販売している。















品揃えも日本のバングラディシュ系ハラール店などより豊富である。食材店の中にはバングラディシュ系の店なのにハラール食材以外に酒や野菜も売っている店もあり、ムスリム移民以外の地元民をも対象に商売をしている。従ってここうした店をハラール食材店と呼ぶ事は出来ない。地元ポルトガル人の八百屋などの外観が比較的大人しいのに対し、原色を多用して目立つように作られているのですぐ分かる。


バングラディシュ系ハラール店が集中する一角にはRUPOSHI BANGLAというバングラディシュレストランもあった。ルイなどの魚のカレーも食べられる。坂の多いリスボンで歩き疲れてグラーブジャムーンとチャイをオーダー。さすがベンガル店、菓子は全て自家製とのこと。リスボンで食べるグラーブジャムーンの味は格別なものがある。











posted by asiahunter at 17:12| Comment(0) | ■在外ムスリム系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする