2017年08月04日

アトゥール・グルン君宅での食事


たまたま先日マガル族旦那とライ族妻の夫婦という、ある種現代を象徴するようなネパール人夫婦知り合った。「現代を象徴するような」というのは、元来ネパール人は同族内で婚姻するのが一般的だったがここ数年〜十数年でその慣習が急速に失われつつある。特に同じく日本在住のインド人を見ているといまだに婚姻はインドに戻り、故国の親許が決めた相手(主に滞日の独身インド人は男性である場合が大半なので主に許嫁)としがちであるのに対し、社会的・経済的な要因もあるのだろうがネパール人はインド人とは対照的に自由恋愛で民族や時には国籍の壁も超越して婚姻する度合いが高いと感じる。



そんな事に思いを馳せつつも頭の中は数年前訪問した東ネパールのダラン。ヒレなどで食べた食事がよみがえる。「ライ族だったら豚(スングル)料理だね〜、希少な素材の味を味わうのはやはりセクワに塩だよね」などとスングルスングル知ったかぶって喋ったのが功を奏したのかお宅に招いてくれる運びとなり、本日彼らの自宅のディナー招かれた。途中から彼らの友人であるグルン族のサンタ君も加わった。



狭いアパートの一室に通されまずは手土産の缶ビールで乾杯。まずはネパールの酒談義。
コド・コ・ロキシー(シコクビエのロキシー)、ファーパル・コ・ロキシー(そば粉のロキシー)などの他にシャウ・コ・ロキシー(マルファともいう/リンゴのロキシー)も美味しいという。タカリ族だけの飲み物かと思ったがグルンの彼らも飲むらしい。カトマンズ市内にも入手できる酒屋があるという。






まずアテ的な感じでスングル(豚肉)炒め、ゴーヤなどのアチャール、生キュウリが登場。 アチャールもその場で作ったのに非常にコクがあって美味しく、酒が進んで仕方ない。



ちなみにネパール料理を特徴づける食材の一つとしてサグ(青菜)が有名だが、彼らに言わせるとラヨ・コ・サーグ(からし菜)が最も脂身たっぷりの豚肉に合って美味いという。ラヨのシーズンとしてはダサイン・ティハールの頃、つまり秋口が最盛期らしい。またこれに合わせるバート(ライス)で一番美味いのはマンスリ・チャマルという銘柄だという。ちなみに南インドでよく食べられるソナマスリとネパール語のマンスリが同じなのかどうかは不明。(インドのソナマスリは『黄金の蔦』の意味)ちなみにサーグ(青菜)にはトリ・コ・サーグやヒリ・コ・サーグなど様々な青菜が無数に存在するという。一つ一つ全部味比べしたくなった。

今日の豚肉は、日本のスーパーで販売しているものでは故国ネパール・ライ族の味には程遠いらしく、新大久保の中国人の食材店で購入したという脂身と皮の付いた豚肉が実に美味い。噛むほどに味わい深く脂身は甘く、諸事情が許せば半永久的に咀嚼し続けたい程。これ程の肉料理がこのような豊島区内の家賃4万円の失礼ながらボロアパートで供されようとは驚嘆に値する。やはり南アジア料理に於いてレストラン料理>家庭料理というヒエラルキーは変わらない。ネパール料理は家庭の味が最上位なのでこうした機会に恵まれた場合、可能な限り無理をしてでも食べさせていただく事にしている。




彼らの(友人のサンタ君も含めて)日本でのキャリアは九州福岡市での学生としてがスタートだったという。初の日本滞在は福岡市で、皆さん福岡に数年間滞在後に東京に来ている。福岡市の方々には大変お世話になったとしみじみ述べており、こうした好印象がその後に続く訳で就学や住環境に於ける福岡市のアドバンテージは他の都市の追随を許さないまでになっていると改めて感じた。






スングルのアテを都合3〜4度お代わりしたあと、ようやくメインのダルバート。たっぷりのシダラ入りダルにはギウがたっぷりサルビスされ、そのカロリーの高さに若干躊躇しつつも身体は本能の赴くままに食べ、咀嚼を続ける。あまりのタルカリの美味さにバート(ライス)がcan't stop 状態となり、再度奥さんに圧力鍋でバートを炊いてもらう。改めて家庭のネパール料理の美味さに圧倒された一夜だった。

#ネパール人家庭でいただく食事シリーズ



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2017年05月17日

五反田クマリマーでのネワール祝膳の会


五反田クマリマーにてゴロオさん主催のネワール祝膳の会に参加させていただきました。
開店時に納品でお世話になった女性店主のサキャさんにご挨拶。ネワールの伝統衣装で気合いが入っている。







まずトゥッチャと呼ばれる前菜的なプレートが真ちゅうのさらに盛られて運ばれる。このプレートはチョェラ、ミエー(ネパール語でジブロ/舌)、ケーウォ(卵)、ネププア(ネパール語でギッディ/脳味噌)、アルワラ(ネパール語でアルサデコ/ジャガイモのスパイス和え)、バラー、ヨマリが乗っている。




ちなみに祝い菓子のヨマリはこうした祝膳に必ずしも付けられるものでないが、たまたまこうしたイベント料理を作る機会に店の配慮で付け加えてもらったもの。通常ヨマリはヨマリ・プルニマ(ネパール暦マンシール月の満月)の日の他にもスワヤンブー・マ・パターチャウという祭りの際にも食べられるという。


ネワール語でチャンの事をトワーという。サキャさんがソーマ(トワーの入った容器)を持って各人のソリエ(素焼きの器。酒だけでなくクワ=スープ類もこれに注がれる場合もある)にトワーを注いで回る。ちなみにアイラ(ロキシー)の入ったサーブ用真鍮容器はアンティーअन्तीという。


ソーマでトワーを注ぐ


アンティーअन्तीでアイラを注ぐ


アイラ用の小さなおちょこも真ちゅう製


続いてメインのウェ(भेंअまたはभोंएとか記述される)。葉皿のロプテに以下の料理が順々に置かれていく。



ブーティ(ネパール語でボデイ/ロビア豆)
ワウンチャ(ネパール語でサグ/ほうれん草)
ライ(大根)アチャール
ムシャまたはハクムシャ(黒豆)
ボウジ(ネパール語でチウラ。ちなみにチウラを入れている竹カゴはダワという名前で、チウラを入れる目的だけの用途だという)
ダコーラ(チキンのカレースープ)
シンプ・クワ(インゲンのスープ/クワ=スープ)
ライ・クワ(大根のスープ)
ヘーラ(アヒル(の代わりにチキンで代用)と生姜のスープ)
カシ・クワ(カボチャのスープ)
ミー・クワ(メティのスープ)
トウフ・ゴルベラコアチャール(トウフ入りのゴルベラコアチャールのスープ)
ポーン・クワ(ポーンは酸っぱいという意味で、通常はラプシが使われるが日本では梅干しで代用)
カシ・コ・プクラ(プクラはネパール語でいうブタン=マトンの臓物炒め)
ダウ(ヨーグルト)
ラールモハン(インドのグラブジャムーン)
生のライ(大根。生の大根は消化にいいので食の一番最後に生でかじる)





ネパールの中でも随一の食文化を誇るネワールの奥深さに触れるような食事会だった。
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2017年04月12日

【ナマステ福岡への道 vol.13】那覇市Shiva Mahalでダルバート/ネパール食材店シティマート沖縄店


東京や福岡で事業を展開するSantoshさんがFBを見てくれてメッセージをくれた。彼が都内でも経営するネパール食材店兼レストランのCitymartの沖縄店と、在沖縄のパートナーと共に運営しているShiva Mahalという2店あるとの事。共に那覇市内にある両店はお互いそれほど距離もないが、宿泊先からより近いShiva Mahalにこの日は行ってみることにした。



店内はかなり広く、数人のネパール人客が入っている。その中に在沖縄のパートナーさんもいらっしゃり、那覇市内の日本語学校に通うネパール人学生の事、那覇市内のハラール食材店(バングラデシュ人オーナーでネパール人をアルバイト店員に雇っている)の所在地など沖縄に於けるネパール人の動向を知る上で欠くことの出来ない重要情報を入手した。


また去年出た沖縄ローカルネタ雑誌「おきなわ倶楽部」の8月号がカレー特集で、かなり詳しく沖縄のインド・ネパール料理店も網羅されている。Shiva Mahalもこの雑誌の取材を受けていて、店内で熟読させてもらった。



ダルバートの肉はマトンを選択。骨付きの美味しいのを出してくれた。山羊文化華やかなりし沖縄のためか、昼に食べたカスタマンダップでも感じたがマトンが美味い。またサルビスで豚のセクワもいただいた。まさかアグー豚ではないだろうがジューシーで美味しかった。




さて別の日。Shiva Mahal同様Santoshさんが経営に絡んでいるという那覇市のネパール食材店シティマートの沖縄支店を初訪問。



今年1月オープンの真新しい店内。は飲食スペースの方が広く日本語学生が頻繁に出入りしている。この日も近くの日本語学校に通うネパール学生たちがまだ日が高い内からビールで乾杯していていい雰囲気を醸し出している。






メニューは明らかにネパール人対応。食材を買いに来たネパール人もバトマスサデコだけお持ち帰り、みたいな感じでついで買いしている。夜になるとさらなる賑わいを見せるようで、今後こうした店やドーリーサージのような店が増加することが予想される。






他に沖縄のネパール/ハラール食材店はバングラデシュ人オーナーでネパール店員がいるProbashi Hala Food Shop http://www.probashihalalfood.com または牧志のエベレストカリーハウスの店内一部に食材コーナーがあるという。



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2017年04月11日

【ナマステ福岡への道 vol.13】浦添市JSLとネパールレストラン


東京で知り合った何人かのネパール人から、沖縄にもネパール人学生が多いという話は数年前から聞いており、更にネパールでアツい福岡市に支店を出すようなネパールレストランが沖縄も視野に入れているという話が時折耳に入ってくるようになっていた。


ネットや口コミを調べると浦添市にあるJSL(日本アカデミーという日本語学校とインターナショナルカレッジという専門学校の二つで構成されているらしい)という学校にネパール人が特に多い事が分かった。こうして浦添市に目星を付けておき、更にその周辺も探ってみることにした。


国道53号線からのJSL遠景


JSL正面玄関

JSLに到着したのが中途半端な午前11時頃。まだ授業中なのかネパール人の姿(はおろか一般通行人すら)は見えない。とりあえず何か食べながら話しを聞こうと学校近くのインドネパールレストラン・カスタマンダップ浦添・仲西店へ。



店の外観写真を撮っていると中から手を振るネパール人が居る。よく見ると昔からの顔なじみのアムリトさんだった。東京で送金会社の営業として勤務している彼はたまたま沖縄に営業に来ていて、このカスタマンダップの社長と提携してこの店の中または近くに送金ブースを作るらしい。今のところまだ他の同業者は出店していず、またJSLは学校併設の学生寮があり彼らの大半はここのカスタマンダップに食事に来る。多くは勤労学生でネパールに送金したり仕送りされたりする必要があるので送金屋が近くに出来たら便利だろう。


東京から出張に来ていたアムリトさん

元々カスタマンダップのネパール人オーナーは北谷で長年営業していたが、JSLが出来て以降ネパール人学生の需要を見越して約2年前にこの場所に支店開設したという。




毎日のように食べに来るというネパール人学生さんたち

昼の早い時間だったので店内は数人の学生がいるばかりだったが、表にはネパール語のボードもあり、またネパール人学生向けの学割料金400円で食べられるダルバートも凄いボリューム(その代わりおかわりは出来ないらしい)。更にこの店ではツケが効き、学生は食べる毎にノートに名前を書き、バイト代の出る月末あたりにまとめて支払うという。


ネパール人学生のツケ・ノート。
明細には日付とチヤ1、カナ1といった食べた内容が記載されている。

ちなみに別の学校近くには日本人経営のネパール人向け飲食店もあると聞いた。見るとネパール・カジャガルAparagiという店もあり、この日は閉まっていたので未確認だがアパラギとは沖縄宮古方言で美人を意味するらしく、ここがその店だと思われる。




カスタ・マンダップ店前に出されているネパール語のメニュー

客として来ていた学生に聞くと、取り立てて出身地別のサマージとかグループなどはまだ存在せず、コミュニティでの祭りなどは頻繁ではないらしい。皆、勉強とバイトが忙しく夜遅くにこの店で食べて寝る。進学・就職先はまちまちで、東京に出たいという人も居ればネパールに帰りたいという人もいる。JSL以外の那覇市内の日本語学校もネパール人学生は多いが、その理由は入学しやすいからだという。現在この学校にはネパール人学生が約350人居てベトナム、中国などの学生を抜いて最多出身国である。今後こうした卒業生が那覇市などでのレストラン出店が予想され、更には付随するビジネスも展開しそうな気配である。
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2017年04月09日

【ナマステ福岡への道 vol.8】バイシャキ・メラ福岡2017




福岡在住のネパール人コミュニティによるバイシャキ・メラ2017が福岡天神中央公園で開催。実はかなり早く福岡に向けて前乗りしたのはこれを見たかったからである(ちなみにナマステ福岡の開催は翌週の土日である)。急増する福岡ネパール・コミュニティの実態は実際去年(2016年)に初めて福岡に訪問した際に肌で感じ、その加速度ぶりに是非とも福岡再訪の必要性を感じていた。ナマステ福岡の出店話はまさにそんな事を考えていた矢先の事だったのである。ちなみに同じ週末の土曜がバイシャキで日曜がナマステ福岡だったのが何らかの事情があるらしく今年はそれぞれが別の週の開催となったという。



バイシャキ・メラは通常ネパール本国では大きな祭り(宗教的行事)ではなく、この日をメラ(=祭り)と呼称する習慣も実は無い。バイシャキ・メラはバングラデシュやインド側ベンガル地方などではベンガル暦に基づくベンガル正月=ポイラ・ボイシャキPahela Baishakh=ボイシャキ月第一日目は宗教の別なく盛大に祝われるが、ネパールではこの日は祝日となってはいても単に汎ネパール的に使用されているヴィクラム暦開始日というだけで大きな催しなどは見られない。むしろタマン族他の正月であるロサールタカリ族の正月であるトーレンラネワール族の正月であるMha Pujaなどそれぞれの民族が使用する個別の特有のカレンダーに基づく正月は盛大に祝われる。従って元々ベンガル系のイベントのバイシャキ・メラとして開始したものが急増する在福岡ネパール勢が圧倒的多数となりはしたもののイベント名称だけはベンガル系のバイシャキ・メラのまま続けていて、そうしたことにこだわらないネパール人の性格といったものもかいま見えて興味深い。









福岡在住の南アジア系情報通カタオカさんによる前日のバイシャキ・メラを報告したFB投稿に刺激され、朝7時過ぎには北九州を出てイベント会場に着いたのは朝9時頃。会場はガランとして誰も居ない。よくよく確認すると朝10時スタートだった。それで改めて10時に戻ったところで10時にはまだまだ準備中の店が多く、ようやくイベントが本格的に始まったのは12時を回ってからだった。


伝統舞踊のためにライ族の民族衣装を着た女性までいる




バイシャキ・メラ出店一覧

場内の総ブース数28、うち飲食ブースが18。
普段はインド料理中心のレストランも今日はネパール料理中心のメニューにしている。また福岡在住ネパール人の急増に伴い、箱崎を中心に本格的ネパール料理を出す店も去年〜今年にかけて増加し、こうした通常からネパール人を中心顧客とする店も多く出店し当然ながらネパールメニューを出している。


佐賀県鳥栖市で開店直前だというラリグラスも出店。店舗営業前であっても気楽に出店出来るユルさもまた福岡バイシャキの魅力。
福岡市内はかなりのネパール人飽和率だが県南部の久留米市や佐賀県の鳥栖市にも学生などが増えており、それに伴いレストランや食材店も増加傾向という。
ここでアジアハンターの食器営業した所、その後何度かオープン後も発注をいただいた。こうしたイベントは見物を兼ねて営業が出来るのでありがたくもある。





その他面白いところでは、福岡を中心とするネワール・コミュニティ(九州ネワ・コミッティー)とタムディン九州(九州在住のグルン族コミュニティ)が飲食店では無いにもかかわらず出店し、特に前者はカジャセットなどのネワール料理を出していた点。店舗の無い飲食店の出店に規制の厳しい東京のイベントと違ってゆるやかなのがいい。Tamudhi九州の人に聞くと、九州だけで約500人のグルン族がいるというのも驚きの数字である。





とりあえずバジェ・コ・セクワ・ハウスでセクワを食べる。カトマンズにある同名の有名ネワール料理店とは無関係。このように本国の有名店にあやかって店名を付けるパターンは少なくない(ナングロもそう)。この店も去年出来たばかりだという。社長はかなりのやり手で人材派遣ビジネスをしていて、福岡市内のコンビニや運送業や工場などにかなりのネパール人を派遣している。この手の企業はもはやネパール人労働者無しには成り立たなくなっているとまで社長は豪語する。一方、ネパール人労働者の側も賃上げ要求のためストなど行うケースもあるらしい。工場行きの工員バスの行き先表示には日本語の他ナーガリー文字で書かれているものもあるとカタオカさんから教えてもらった。


バジェ・コ・セクワ・ハウスのオーナー ハリ社長。
手広くビジネスを手掛けるにも関わらずこうしたイベントでは他の従業員の先頭に立って呼び込みの声を張り上げていた。


次いでソルマリのブースへ。酸味の強いムラコアチャールやセルロッティを売っている。
カビールさんタパさんなどの経営陣も東京から来ていて気合いを感じさせる。




東京から応援に来たカビール社長

ちなみにソルマリ福岡を手伝っている(当初は隣同士のブースにしていたが二日目にまとめて1ブースにしていた)のは福岡での業務提携者であるBambay Mart Fukuokaのポウデル氏だった。


ナングロ福岡店で販売のブタンभुटन が美味かった。ブタンだけ売っていたがライスにかけてもらって500円。







またロプテに入ったカジャセットも500円。ナングロはさすがに経営陣のサッチンさんは東京から来てなかったが、ラクシュマンさんというナングロ福岡の共同経営者でブッダの社長でもあるいかにもやり手そうな青年社長にもご挨拶。


ナングロ福岡 ラクシュマン社長

彼は今回のバイシャキ・メラのオルガナイザーの一人だという。このブッダのモモコバーロ(蒸し器)の形状が特徴的で、いかにもイベント映えするアイテムだった。




ナングロ福岡のカジャセット


ステージでは各民族の紹介やフォークダンス、歌などが繰り広げられ、鳴り物と共に場内練り歩きも行われた。急増・拡大する福岡ネパール人社会を象徴するかのような密度の濃いイベントで、この時期に福岡ネパール社会を生で実体験できた事は非常に有意義だった。また、なかなかここには書ききれない主催者側の裏事情も知ることが出来て短時間ながらも充実した福岡滞在が出来た。




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2016年11月05日

ネワー国際フォーラム・ジャパン主催のマハー・プジャ




江東区の北砂五丁目団地で開かれた在日ネワール人コミュニティ(ネワー国際フォーラム・ジャパン)主催によるマハー・プジャ。ネワールの暦であるシャカ暦新年を祝う祭り(要するにネワール正月)。





会場前段に入ると大きなMandap(=マンダラ)が描かれている。ネワール語で「ヌーンダヤ ピントゥナ」=「新年おめでとう」の意味。「ネパールサンバト(ネパール年)1137年」とも描かれている。



会場ホールにはShankhadhar sakha像の額入り写真が飾られている。このShankhadhar sakhaは中世ネパールに出現しシャカ暦を制定した聖人で、伝説ではこの人が全てのネワール人の借金を特別なパワーによりチャラにしたという。人々は借金が無くなり新たな気分で新年を迎えられましたという話らしい。



シャカ暦は中世マッラ朝期に使われた暦で、マッラ朝が滅びた後のゴルカ朝になってからはVikram sambat ヴィクラム暦を使っているが、現在も主要なネワールの祭礼ではシャカ暦で日程が決められるという。



こうしたイベントの定番、来賓の挨拶の後プジャがスタート。Shankhadhar sakha像に花輪などかけられ、座っている来場者全てに花びらや清めの水、クルミ(クルミのように割れない力強さを)が頭から次々とかけられる。まるで自分が寺のシヴァリンガにでもなったような感覚。特定の神格でなく自らに対するプジャがマハー・プジャのやり方らしい。その後カジャ。こうしたイベントでは必ず千葉のカトマンドが食事を担当していた。

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2016年10月11日

【関西インド紀行vol.7】西宮市甲子園口 ターメリック

赤い兄貴師匠からもオススメされた西宮市甲子園口のターメリックさんで土曜日限定のダルバート。アチャール、サグ、ダルの他、カシもククラも乗りキールのデザートとチヤまで付いて税抜き980円という驚きの安さ。もちろん美味かった。





実は以前から何度か食器のお取引でもお世話になっていて、ダンクタ出身のオーナー・ポカレルさんご夫妻に改めてお礼とご挨拶も出来て良かった。そしてこのポカレルさんは元々は医療系の大学(日本の)に留学後、医療系のビジネスを経営しておりそちらが本業で、しかしながら料理への思いが捨てがたくお店を開いたという事に驚く。










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2016年10月10日

【関西インド紀行vol.6】西宮アカーシュ

西宮アカーシュさんでダルバート。
カラッと晴れた秋晴れの日差しの下、店頭にアチャール用の冬瓜が日干しされていてそれだけでテンション上がる。







店主の平手さんは昨夜大阪ハラールレストランの食事会でもお話しさせていただいたが、改めて開店直後のお客さんの少ない時間帯にご挨拶。店内も明るく居心地の良い雰囲気。



最初にパニプリをいただいたが、デリーなど北インドでゴールガッパとして出されるストリートの軽食も洗練の度合いでここまで上品な前菜になるインド・ネパール料理の柔軟性。



次いで食べたかったダルバート。ダルの味がストライクど真ん中で感動的に美味かった。





これだけでバートを2〜3杯行きたいと思わせるガツンとくる力強さと後味の繊細さはなかなか経験出来るものではない美味。骨付きカシはしっかりとスパイスが効き、サラダと共にサーブされたゴルベラ・コ・アチャールは少し辛めなので野菜を甘く感じさせる。全てに配慮の行き届いた凄いダルバートを体感した。
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2016年10月07日

【関西インド紀行vol.3】奈良パリワール

以前から気になってもいて、複数の料理関係者やネパール関係者からもその噂を聞いていた奈良のパリワール初訪問。到着して驚いた。天気もいいので奈良に入って高速を降り、下道をのんびりと走行していたが、途中から次第に曲がりくねった山道となり、果たしてこんな人里離れた場所に…と不安になった頃ようやく到着した。







せっかくなのでダルバートをオーダー。他のメニューより若干値がはるが、サーブされて納得。丁寧に作られたブテコ、サデコ、アチャールの類が直径32cmのダール上に綺麗に盛り付けられている。ダルとチキンは別皿でサーブされた。噂にたがわずさすがに美味しいダルバートだった。






食後店主のディーパクさんご夫妻とお話。以前大阪にある同名のお店からオーダーをいただいた事があったがそことは無関係だった。



チラシを見てもらっていたら直接インド食器を見たいと仰るので車からいろいろ取り出し即席販売会。山のように在庫を積んでいるのでじっくり見て選んでいただく。実際このようにしてイベント以外でも食べた先で販売出来るのがアジアハンターの特徴であり強みである。



パリワールで食事及び販売の後はいつもインド食器を購入いただいているIndian cafe phoolさんへ。物凄くオシャレで洗練された空間で、お客さんも上品な方々ばかりで埋まっている。いつもお世話になっているこちらの田村さんにご挨拶させていただきたかったが、今日は別のお店に居るとの事で果たせなかった。残念。





せっかくなのでランチのカレーのセットをオーダー。カレーはバターチキンを選択。ライスとキャベツのトーレン、イチジク入りのダヒーも小サイズカトリに入れられてサーブ。サーブするスタッフの方々の身なりといいキビキビした動作といい、昨夜訪問した純パキスタン料理店Al-Rahmanとはいい意味で真逆の雰囲気。料理ももちろん美味しく爽やかな時間を過ごせた。

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2016年09月19日

【福岡インド紀行vol.6】ブッダ

ソルマリからハシゴして〆のダルバートは福岡在住のネパール人が口々にオススメするブッダ(南区向野1-2-11)へ。実際複数のネパール人にオススメの店を聞いたがだいたい皆この店名を教えてくれる。何かイベントなどある時はよくここが使われるという。







タカリセットをオーダー。確かにメニューはあらゆるネパール系セットが網羅されている感じ。店員さんもフレンドリー。ここと提携してナングロは福岡進出するらしい。




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2016年09月18日

【福岡インド紀行vol.5】大橋ソルマリ

福岡に来たら必ず訪問しようと思っていたソルマリ福岡店。



メニューが全く同じという安心感。大久保ソルマリ経営陣の一人タパ氏の弟さんが店長をしていて、大久保ソルマリでもお世話になっている由伝えるとすかさずカビール代表に電話を繋げてくれて何か喋れというので少し困る(笑)




大橋駅近くの好立地だが、音を出せるイベントスペースも探し中らしい。また近年沖縄にもネパール人学生が増加中との噂を聞くが、その噂通り沖縄にもソルマリ支店を開設すべく物件探し中らしい。それを聞いて未訪問の沖縄行きをやや真剣に検討する。





それにしても(マトンの)スクティ、豚サデコ、フライにしたチリモモが飲み放題メニュー(1500円)に異様に合ってつい酒が進む。チリモモは蒸したモモor揚げたモモのどちらにしますか?と聞かれ揚げたモモにしたがこれがまた美味い。ちょっと早い時間の入店だったが、飲んでいる内にどんどん来客し程なく店内満席状態へ。







ちなみにナングロの福岡店はネパール人居住者の多い吉塚に10月頃オープン予定らしい。
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2016年09月17日

【福岡インド紀行vol.3】東区箱崎周辺のネパール系食材店

在日ネパール人人口のうち、最も在住比率が高いのは東京であるが、二番目にネパール人居住者が多いのは福岡である事はやや意外な事実である。大阪でも名古屋でもなく福岡市。そういえばFBなどでもTeej祭などで盛り上がる在福岡ネパール人の姿は目撃しているし、複数のネパールレストランがここ最近こぞって福岡に支店を出す傾向にあるのは気になっていた。中でも福岡市東区箱崎周辺はネパール人学生も多く居住しているという情報は福岡に来る前から入手はしていた。九州大学のある東区箱崎周辺には学生向けらしき賃貸物件が多く見受けられるがそうした環境もその理由の一つだと思わせられる。福岡市赤坂の宿泊先からバスで箱崎停留所で降りると早速ネパール人らしき学生の一団が横断歩道を渡っている姿が見え興奮する。聞くと近くにある日本語学校に通っているという。後日、この近くにあるという日本語学校の西日本国際教育学院のサイトを確認してみるとトップページ写真に明らかにネパール人らしき学生の写真を確認できる。



通りの向こう側を行くネパール人らしき学生の一団



外国人の多い土地柄を反映させるこのような商売も見受けられる。


数軒のインド料理店がある(内一見は後述するBombay Martと同系列のDoma Doma)他、そうしたネパール人学生・滞在者向けのネパール食材店が2軒ある。一つはBombay Martで、既にこちらなオーナーであるサントスさんとは東京の支店City Martなどでご挨拶している。福岡にあるこちらはその弟さんによる経営のようだが、店内にはその奥さんがいて赤ちゃんベッドが置いてありアットホームな雰囲気を醸し出している。








箱崎のもう一軒ネパール食材店はReshunga Mini Mart(箱崎1-19-21)という店で、まだ開店して間もない。ススマさんというオーナー夫人が一人で店番をしている。以前西区の方でインド料理ナマステというレストラン経営されていたそうで、奇遇にも何とその時食器類をアジアハンターから購入して頂いたというので驚く。









おそらく箱崎周辺のネパール人人口が今後増加するにともない、この周辺にもさらに食材店やレストランが増加するであろうと思われる。九州大学の移転に伴い入居者の減少に悩むアパート経営者もこれで安泰だとも思われる。
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2016年05月26日

渡辺玲さんを囲んだ食事会@プルジャダイニング

昨夜はプルジャダイニングで渡辺玲さんを囲んだ食事会。美味しいネパール料理を食べつつ渡辺さんの圧倒的な情報量の話を長時間聞けて非常に有意義だった。具体的にはインド料理を作る観点から見たネパールの調理法や食材について、日本のインド料理シーンの過去と現在、インド各地特に一時帰国中の石井さんが在住するケーララやマラバールコーストに於ける、海上ルートで伝来された中東起源の料理とその現在、などなど興味深い話ばかりで非常に刺激的だった。





















プルジャさん料理も、以前のodaさん主催豚会で提供された希少部位などを中心に豚会サデコからダルバート、ディロまでフルコース的な内容。最後のターメリック茶以外はとても美味しく充実でした。とりまとめいただいた広松さん、ありがとうございました。
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2016年05月21日

ブッダ生誕祭(ジャヤンティ)

先日は大森タカリバンチャで、フィニーロッティやバーターレなど珍しい食材が並んだ5月のブッダ生誕祭(ジャヤンティ)にちなんだプレートを食べた。山羊のスクティ、キンティが沈んだマスコダルがいかにもタカリ料理らしい。タカリ族は環境的にチベットに近く、仏教を信仰している人も多い。事実以前タカリバンチャの店主ディネーシュ氏の実家に行った際にしっかりとした仏壇を見せてもらった。従ってタカリバンチャでこのようなブッダ生誕祭にまつわる料理を出すことは非常に自然な流れである。ただしそのブッダセットと共にチャンもいただいたが…





この山羊スクティは去年11月にネパールに行った際タカリバンチャのディネーシュさんの実家からもらったもの。スクティは半永久的に持つものと思ってお店に預けっぱなしにしていたら、(消費期限ではなく)賞味期限はせいぜい3〜4カ月らしい。

基本的に山羊は秋に脂肪を溜め込み、エサの少ない冬に備える。冬になると山羊は痩せて美味しくない。従って肥えた秋の内に〆てにスクティにしておき、冬の間はそれを美味しく食べるという。スクティ作りの理由が保存もそうだがむしろ美味しさをキープする側面があり、割とそれを重視しているというのが面白かった。

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尚、同じブッダ生誕祭を在日ネワール人グループ(ネワー国際フォーラム)の方々が市川市の新井寺で読経などを中心に粛々と祝っていた。お昼時に出された食事はキールを中心とした菜食料理。













仏教説話にちなんでいるのか、キールを食べるのが習わしらしい。

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2016年05月18日

家庭のダルバート・連食

昨夜は思いもよらず二つの異なるネパール人家族宅にてディナーのご相伴にあずかるという僥倖を得た。こうしたネパール人家族宅でいただく料理は金を出せば食べられる性質のものでもなく個人的には大変貴重でありがたい機会だと思っているので多少無理をしてでも二度のディナーをいただいた。

まず1軒目。千葉市在住のネパール人ズベディさん宅にてディナーはダルバート・ククラ(鶏)。
骨付きククラは味がしみて美味しく、ダルも豆が少なめながら塩とニンニクの効いたしっかりとした
味付けでごはんによく合う。


いともたやすくササっと調理。

たまたま別件での訪問で、事前に料理を食べたいなどと伝えて無く、ズベディさんが自分たちの晩ごはん用のを分けてくれたのでこれは全く普段通りの味。しかし後々まで尾を引く美味さだった。家庭で食べるネパールの味が例外なく本当に美味いのにはいつもながら驚きを禁じえない。


完成した家庭のダルバート。その素朴かつ核心をついた美味さは筆舌に尽くし難い。


2軒目は、とある頼まれものを届けに行った先の杉並区のネパール人コックのラクシュマンさん宅で。
先日娘さんを日本に呼び寄せたという。その際娘さんの手荷物に持ってきたもらった乾燥させた大根と乾燥させたゴーヤが何やら台所で水で戻されている。興味深く、そしてややわざとらしく覗き込んでいると

「アナタ食ベテ行キマスカ?」
という期待通りの言葉。


ネパールから持ち込んだ乾燥させた大根と乾燥させたゴーヤ

数時間前に別のネパール人ズベディさん宅にてディナーをご馳走になったばかりだが幸い胃袋にスペースはある。


決して利便性がいいとは言えないアパートの小さな台所であっても慣れた手つきで見事に調理してゆく奥さん。

戻したゴーヤと大根は、油で炒めたタマネギ、ジャガイモと共に塩、ロン・スクメールというスパイス、クミンやコリアンダーなどを粉末にしてミックスさせた自家製ミックススパイス、ターメリックなどで味をつけていく。


塩で味を調える


ターメリックを適量


ロン・スクメールというスパイス


クミンやコリアンダーなどを粉末にしてミックスさせた自家製ミックススパイス

ドライ野菜である分、味が凝縮されているのだろうか。非常に旨味が感じられる。
ダルもさわやか優しい味。同じネパール人宅のダルバートでも当然各家庭で全く異なるのを胃袋で体感した。


料理が完成


勢ぞろいしたラクシュマンさん一家
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2016年03月27日

在日タカリ・コミュニティによるトーレンラ

この日の夜は池上会館で開催の、在日タカリ・コミュニティによるトーレンラというタカリ族の年中行事の中で最大の祭りイベント。誘ってくれた大森タカリバンチャのディネーシュさんありがとうございました。







本国では早朝3時に起きて沐浴し、タパリの中に食事を入れ、新しく作ったロキシーと共に祖霊に捧げる儀礼を行うという。





ステージ前には「チョンジー・トーレンラ」と書かれた垂れ幕が貼られていて、これはタカリ語でいらっしゃいトーレンラに、という意味らしい。





セルロッティを食べながら華やかなタカリのダンスを見て、〆はダルバート。久しぶりに会う人などもいて和やかで楽しいイベントだった。





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2016年02月21日

在日タマン族コミュニティ主催によるロサール

昨日は在日タマン族コミュニティ主催によるロサール(ल्होछारと表記してロチャールと発音していた)が豊島区民会館で開催。歌手やダンスに皆熱く濃厚に盛り上がってました。タマン族の正装は帽子を被るらしく入り口で販売していた。これほどまでに日本にタマンが居て、かつこれほど大きなイベントを開催することに驚く。先日の諸部族合同のロサールでは初めてだったが、こちらの方は既に何度か開催しているという。



















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2016年02月13日

在日ネワール人会 NIFJ(Newa International Forum Japan)主催によるベール・ビバハー

在日ネワール人会 NIFJ(Newa International Forum Japan)主催によるベール・ビバハーの儀礼兼食事会に呼んでいただきました。開催場所は江東区北砂団地の集会所。ウチのすぐ近所。












ベールBhelとはインド・ネパールで馴染み深い果物で、幼少期にこの果物と結婚する儀礼を行う。ネワールの女性は少女期にまずベールと結婚式を挙げ、次いで数年後太陽と結婚式を挙げ、最終的に人間と結婚式を挙げる、人生3回結婚式を挙げるという。この通過儀礼は日本では初開催。










別室で、主に千葉市のカトマンズのコックさんによって作られた料理の数々は、葉皿(ラプテ)に伝統的ネワール式に順次盛っていく純ネワールのスタイル。盛られるのはチウラ、トーカー(鳥の煮こごり)、野菜アチャール、ボディ(豆)、サーグ、ウォー(豆粉ハンバーグ)、ククラ(鶏肉)のカレーなど。ククラはチウラの山に手で凹みを作りそこに盛ってもらう。ネワールはこういう食事マナーが細かい。別容器にアルタマ、ポンクワ(甘く酸味の効いたドリンク?コップで提供)。そして民族衣装を着たネワール女子たちによってひっきりなしに注がれるチャンとロキシー(代わりの泡盛。焼酎よりも質感が似てるからだという)。これが大体3〜4ラウンド回って来る。














ネワール人にとってチャンは畑仕事後に飲む労働酒、ロキシーはハレの場で飲む酒。ネワールの結婚式では花嫁が来賓にロキシーを注いで回るという。酒に寛容で儀式の宴席でも振舞われるのはいい。










〆は自家製ヨーグルト(ダウ)をチウラにかけ、砂糖を加えて食べる。デザートにラールムーン(=グラーブジャムーン)。料理やネワールのしきたりなど皆さんいろいろ教えてくれて非常に面白かった。









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2016年02月07日

モンゴロイド系ネパール諸民族合同の正月祭ロサール

日本在住のタカリ、グルン、タマン、マガル、ライ、リンブー、シェルパという、バウン、チェトリ、ネワール以外のモンゴロイド系ネパール諸民族合同の正月祭ロサールが目黒区民会館で開催。今まで都内でも諸民族が別個に祝うことはあっても合同開催は今回初めての試みらしい。






受付で飴やニムキンを配っている




在日タカリ族の方の舞踊などが披露された





ネパールから招聘した歌手のパフォーマンスを中心に、各民族の衣装を着たダンサーの民族舞踊が楽しく、かつ民族衣装の違いがよく分かって勉強になる。ダンサーをよく見ると必ずしも本国ネパールから招へいしたプロではなく、芸達者な顔見知りのインド料理屋のコックさんだったりして楽しく盛り上がりました。当然こうした場に集まるのは飲食店関係者が多く、有益な名刺交換の場でもありました。
















こうした帽子がタマン族女性(の一部)正装らしい。






最後は聴衆もすべて壇上に上がって踊るのがこの手のネパールイベントの恒例。
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2015年10月06日

名古屋市中村区のゴルカ

ネパール語の野津先生から教えてもらった名古屋市中村区のゴルカでダルバートをいただきました。

メニュー上は全てインド料理しかないものの、オーダーすれば「時間かかりますが」と留保された上で絶品ダルバート作ってくれる。とは言え忙しい時間帯に無理を言っては申し訳ないので、若干遠慮気味かつお客が少なくなりそうな13時過ぎあたりを狙っての入店。しかし店内は女学生らしき集団やサラリーマン風などで席が埋まっていた。





こじんまりとした外観。



ダル、サーグ、マス全てが筆舌に尽くし難いほど美味しい。



バートのお代わり時にゴルベラコアチャールも追加。
なめらかで本当に美味しい。



オーナーのマンカジ・シュレシュタ氏。
気が付かなかったが、実は何度かアジアハンターをご利用くださっていたそうで、感謝です。


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2015年10月04日

ネパールサマージによるTEEJ祭

9月15日は目黒区民センターで開催のネパールサマージによるティージ。
舞台上のスクリーンに様々に存在するネパール各地方/民族団体の名称が映写されて紹介されていたことから、このティージが特定の地方/民族団体の主催でなく、イベントのために作られた総合的な有志のグループであることがわかる。





このティージはプルジャさんたちから誘われたものだったが、一緒に会場に到着して
日本で最初期にティージを始めた功労者として?プルジャさんがステージ上で表彰されてる。後で話を聞くと約10年程前に36名でティージを始めたのが日本における最初期のティージだという。









その後プルジャダイニングに戻ってゴールガッパとセルロッティの祝膳。





ちなみに本国でのハリタリカ・ティージの9月16日は、ヒンドゥー暦ではバードラパタ月白分第3日で、ネパールでは祝日だがインドでは普通の日になっている。翌17日のガネーシャチャトルティはインドでは祝日だがネパールでは普通の日。ネパールではティージが祝日、一方(発祥の)インドでは普通の日。ネパールにおけるティージの重要さが感じられる。
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2015年10月01日

ミャグディ出身者コミュニティーのTEEJ@新大久保ホットチリ

2015年9月13日(日)に、新大久保のホットチリを貸し切り、ミャグディ出身者コミュニティーのティージが行われた。こちらのオーナーもミャグディ出身とのことである。レストランなのでキャパはそれほど大きくはないが、身内感あふれるアットホームなティージ祭だった。







祝宴の料理は牛乳で炊いたやや甘いキール、ククラコマス、アチャール、ジャガイモとカリフラワーのタルカリ、そして生ビール。ネパールにおけるこうした祭礼ではこのキールが欠かせないらしい。













飲んで食べたら踊りがはじまる。これがネパール流。



ちなみにこのイベントではお世話になっているインド料理のキング・山木さんとご同席したが、ホットチリによって作られた祝宴料理に加えて山木さん自作のムラコアチャール、青バナナのタルカリが密かに持ち込まれ、ターリーの上に載せられて祝膳がいっそう華やかになった。
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we for allのTEEJ祭

2015年9月13日(日)のティージはwe for allというネパール人団体主催のもの。昨日のサンジャ県出身者のコミュニティー主催のティージと同じ会場の豊島公会堂での開催。ネパール本国のティージ祭の日程に近い土日祝などがイベント日として選ばれるが、在日ネパール人は出身地別/出身カースト(民族)別に日本でもコミュニティ(サマージ)を作っていてそれぞれがティージ祭を行うため、特に都内などネパール人が多い所では同時多発的に各所でティージが行われる。体がいくつあっても足りない。



様々なネパール系諸団体の中でwe for allのティージが最大の盛り上がりを見せたティージだった。

































今回招へいした歌手の中で最も有名だというRamji Khand氏のステージ





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2015年09月30日

サンジャ・サマージのTEEJ祭

2015年のティージ初めは豊島公会堂でサンジャ県出身者のコミュニティー主催のティージ。
開催は2015年9月12日(土)毎年この時期になると興奮が高まるのをいかんともしがたい。



16時とチケットには記載なのに17時からに変更。1時間もズレたのに集まったネパール人は文句一つ言わない。あらかじめ遅延は想定の範囲内らしい。

たまたま来ていた吉祥寺のナマステカトマンズのシュレスタ社長と時間潰しに居酒屋へ。久しぶりにフツーの居酒屋に入った。その後山木さんと合流。会場近くの公園には美しくド派手に着飾ったネパール女性たちがたむろしている。カメラを向けるとすすんで被写体になってくれるのがありがたい。







会場は池袋にある豊島区公会堂。4-500人ほどのキャパだろうか。



会がはじまる前は一同皆、起立してネパール国家斉唱。そしてイベントに先立ちこうした行事には定番の、日本におけるネパール人社会に貢献のあった人たちを表彰する顕彰儀礼が壇上で行われる。



一人一人に首から布(カタ)をかけナマスカールする。



そして恒例のゲストとして呼ばれたネパール大使のあいさつ。

こうした格式ばった儀礼が終わると、本国から招へいした歌手などがステージで歌(サンギート)を歌い始める。次第にノってきた女性たちが徐々に壇上に進み、最終的には来場者のはんぶん相当数の女性たちが壇上で音楽に合わせて踊る。その様は圧巻の一言に尽きる。













ティージは元来妻が自らをパールヴァティー女神になぞらえ、断食と沐浴して夫の無事を祈願する祭りだと思うが、そのような由来は全く感じさせず、着飾った女性たちが情熱的にネパールから招聘された歌手の歌に合わせて踊っている。
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2015年08月24日

第二回タカリ料理と舞踊を楽しむ会@大森・タカリバンチャ

大森タカリバンチャ主催による、伝統的タカリ料理を食べ、タカリ舞踊を楽しむ会の第二回に参加。今回は第一回よりも客数が多く店内は貸切となった。

お通しのゴーヤのアチャールと生野菜。生野菜はゴルベラ・コ・アチャールにディップして食べる美味しい食べ方を山木さんに伝授いただく。ドリンクはチャンを含めた飲み放題。ネパールのカルワ風の水差しで気前よく注いでくれる。










豚耳、豚チリ、卵を練り込んだタカリ特有のプリー、チャナーとジャガイモのカレーがつ次々と供される。
タカリのモモの皮にも卵は練りこまれるという。従って他の民族が作るモモに比べタカリのモモは黄色が買っているのが特徴らしい。










これらが出されて宴もたけなわの頃合いに、サンジーマさんのネパールダンスがスタート。







その後、シラム・コ・アチャールのたっぷり付いたモモ、コクのあるスープ、豚のブタン、そして再度、サンジーマさんのダンス。そしてネパール系宴会では付き物の「皆さん踊りましょう」タイム。ネパール人だけの集まりだと、この流れのあとはほぼケンカになる。







そして〆のギャンドック(ほうれん草のスープ)とアト入りのライス。プルジャさんの所で食べたアトは半液体だったが、ご飯に混ぜる食べ方もあるのだろうか。ギャンドックが非常にさっぱりして〆に最適だった。







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2015年07月27日

第一回タカリ料理と舞踊を楽しむ会@大森・タカリバンチャ

大森タカリバンチャ主催による、伝統的タカリ料理を食べ、タカリ舞踊を楽しむ会に参加。
店主ディネーシュ氏は自らのタカリ族としてのアイデンティティを料理に結び付けて他店との差異化による特徴づけを図り売上につなげるべく、日々色々と画策している。当初別スタッフ製作によるタイ料理なども掲載していたメニューを一新し、只今タカリ料理を中心としたメニューも鋭意製作中。この料理イベントもそうした彼のタカリへの情熱の一環から企画されたものだった。





当日はタカリ族ですら現在既に一般的でなくなった伝統的なタカリ料理が数々並んだ。とりわけトクトクという小さなディロのような料理が、素朴でいかにもチベットに近いタカリの食べ物という印象だった。他にジャガイモ(アル)とインゲン(シミ)を使ったアルシミ・スクティ、米粉で作った祝膳には欠かせないセルロッティも登場。それからチャンも美味い。これは多分都内ネパール料理屋中一番美味い印象。









【タカリ族の料理】
タカリ族に関して詳述した書籍 飯島茂著『ヒマラヤの彼方から』によると、タカリ族の居住地はインドとチベットの交易路上にあり、行商人などが宿泊して食事するバッティ(簡易旅館)が古くから発達し、特にここで提供される酒・料理はタカリ族の主婦の主たる収入源となったため、タカリ女性による料理の実力があがり、ネパール随一と言われるようになったという。その後時代と共に、バッティはトレッキング宿になり、客は行商人から外国人観光客/トレッカーへと変化する。







先日、プルジャダイニングでネパール語の野津先生と話していた際、カトマンズ中心部などにタカリ料理と称したレストランが急増したのは、90年代に山村部で猛威をふるった毛沢東主義ゲリラから逃れた山地のタカリ族などがカトマンズに流入したからだという興味深い話を伺った。それまで山村部でトレッカー相手のレストラン付のゲストハウスなどを経営していたタカリたちもカトマンズへと難を逃れるようになり、特に2000年以降カトマンズにはタカリ料理屋が急増しているという。







更に今日は店主ディネーシュ氏から2000年代に入り、主に日本などの出稼先から戻ったタカリ族や日本からの送金が増え、投資対象としてこの種のレストランが増えていったという興味深い説も聞いた。厳格化する日本の滞在許可申請や入管による超過滞在者の摘発などがタカリ族を含むネパール人の帰国を促し、そうした中からカトマンズの飲食業へと投資する流れがあるらしい。
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2013年05月31日

ネパール人学校見学

朝日新聞などに掲載されていたのでその存在は知っていたが、阿佐ヶ谷に出来たというネパール人学校を初めて見学する機会を得ました。同校の理事長をされているシュレスタさんに同行していただいたので非常にスムーズに案内していただきました。



JR阿佐ヶ谷駅からほど近い場所に学校は立地する。4階建ての瀟洒な鉄筋のビルはネパール風のテラコッタ・カラーできれいに外壁塗装されている。いろいろと場所探しをし、山手線の内側やネパール人居住率の高い新宿区なども検討したが適切な物件が見つからず、様々な検討を重ねてこの場所に落ち着いたという。ちなみに杉並区在住のネパール人は中国人・韓国人に次いで人口率が第三位だという(ちなみに新宿区でも第三位)。しかもヴィザの要件が緩和されたのか、年々来日するネパール人は増加傾向にあるらしい。いい傾向だ。



1Fは保育部になっていて、日本人の有資格者が就学年齢に満たない可愛らしい子供たちを見ている。3歳から受け入れているという。



インターナショナルスクールのため、授業は英語がメインでネイティブの先生もいるという。また当然ネパール人の先生も居て異国の地に於いても母語での授業もある。日本人の子供を対象とした、(学校が終わった後に行われる)英語塾的な授業も行われているという。もちろん同校は日本人も受け入れ。





日本語も堪能な校長先生。いかにも子供好きそうな、優しそうなネパールスマイル。

今年開校したばかりなので、まだ準備中な部分もあるようだが、私の周囲のネパール人たちもとりあえず1年目は様子見、2年目から子供を通わせようか判断する、という人も多い。そうすると通学圏内である杉並区周辺にはさらにネパール人居住率が上がり、ひいてはそうした居住者向けの店やサービスなども出来て…と、今後の広がりが楽しみだ。

エベレストインターナショナルスクール
http://eisj-edu.com/
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2013年05月29日

ネパール人居住率の高いアパート

たまたま都内某所のネパール人の住居を訪れる機会があった。
そこは築30年とも40年とも伺える、古びてしかも殆ど修繕されている気配のない正に3階建鉄骨ALCモルタルのボロアパート(玄関には「●●マンション」と木の表札が掲げられている)で、およそ部屋数15〜6戸ある中で一部屋だけ日本人が住んでいて、残りは全てネパール人という珍しい物件だった。尚、年老いた日本人大家さんは特にネパール人びいきという訳では全くなく、築年数や劣化した内部、しかもリフォームする訳でもない割に家賃も決して安くない(2Kで68,000円!)という物件に居住するのが、たまたま出稼ぎ系アジア人である彼らだっただけである。









出稼ぎ系アジア人の場合、まだ偏見が強いので断られたり、日本人の保証人を求められたりするため必然的に住居の選択も限られる。受け入れるのは例えば中国系とかパキスタン系大家などが所有する物件だったり、このアパートのように古くて日本人がなかなか入らない物件だったりになる。こうして仲間うちの誰かがあるアパートに入れた場合、その情報が流れて他の空いている部屋にも入ってくる傾向がある。このため外国人の多いアパートに外国人がかたまる傾向はあるが、ここまで特定の国の人が集まっている物件は初めて見た。

一時期加藤ひろゆきさんの著書など読んでアパート経営など夢想していたので、こうした整備投資額の極端に少なくても可な物件、しかも個人的に身近な南アジア系の方々を対象にした物件というのは興味が広がります。
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2012年11月09日

ネパール居酒屋 味家(アジア)

昨夜、北池袋の味家(アジア)というネパール居酒屋に行きました。



立地は池袋駅からやや離れているし、店内も居抜き後の経年劣化そのままな感じがするし、入居しているビルは改修中で鉄筋の足場が組まれていて看板も見えにくいし、というなかなかなハンディを負っているにもかかわらず遠来から通っているネパール通の常連さんも少なくないという。理由はネパール料理に強いこだわりを持っていて本格的かつ妥協を許さない本場の味をバリエーション豊富に提供しているからだ。





中途半端なインド・ネパール料理店が多い中、居抜き前からあったタンドールすら使わない(本来ネパールではタンドールは使わない)という純正ネパール料理店で、そのように認識して店内にいると経年劣化した店内そのものも演出であるかのように錯覚してしまうから不思議だ。




お通し

メニューのカカタカナの字面だけ見てもなかなかわからない。ただ女将さんのプルジャさんに聞けば丁寧に解説してくれる。この日いろいろ食べたがどれも美味しくハズれは無かった。






マトンチョエラ…マトンが柔らかくダニヤ(パクチー)も美味しい


マトンスクティ…乾燥した肉を噛むと中から肉汁がジューシーにあふれる


マトンフライ…骨付きのマトンが贅沢感と味わい深さを醸し出す。美味しいのでおかわりした


カジャ・セット…昼などにネパールで食べられる軽食セット。ネパール人家庭は別として、店メニューで置いているのは大変珍しい。アツァール類もどれも美味しい。


チウラとチキンカレーのセット…サイドにはジャガイモのネパール風アツァール


ダルバート…ダールにさといもが入っていて舌触りが面白い


マトンの舌の串焼き…マトンのタンなど初めて食べた。都内ネパール料理屋でも珍しい


ネパール・ドリンクも多種用意されている。ハズれがないのが素晴らしい!


この小さな(席数16)の店を一人で切り盛りしているプルジャさんは小さいころから物語を書くのが趣味で、FBに書いているうち勧められてネパールで物語を出版した。売り上げは一部、故国の学校建設に役立てるという。本の内容はネパール語であるので読めないが、日本に来た真面目なネパール青年が日本に染まってヤンキーになった話から動物に追われて走っているうち空を飛んでいたという無邪気な夢の話まで多岐にわたる。


ちなみにこの味家は今年6月オープンにもかかわらずカレー専門誌に取り上げられている。


ネパール居酒屋 味家 (AJIYA)
東京都豊島区上池袋1-9-5
03-5944-5252
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2012年01月04日

ネワール人たちとの野外宴

あけましておめでとうございます。本年度もアジアハンターをよろしくお願いいたします。今年は1月からインド・ネパール仕入なのでいつも以上に気合が入っています。

さて、旧知のネワール人飲食店経営者から毎年恒例の野外宴に誘っていただいた。去年は混雑を避けて房総方面に行ったが、今年は正月の王道である富士山を間近で見れる場所に決定。正直、渋滞が心配だったが朝早く都内を出て昼過ぎには戻って来ればある程度はUターンラッシュも回避出来るのでは、とタカを括って出発。朝の内やや曇っていたが、富士山の眺望も素晴らしく、なかなか気持ちの良い正月を迎えることができた。



山中湖などで遊覧船などに乗った後、お昼時となりメイン目的のピクニック開始。
場所は30分ほど富士周辺を走って回って眺望が良い原っぱを見つけた。





主催者が飲食店経営者で参加者も飲食関係の人たちが多いため手際がいい。
また皆さんネワール系の人たちで、料理もネワール料理という事だった。


チウラचिउरा(干し飯)やアツァールやマトンのタルカリなどネパールで一般に食すことのできるメニューの他、干し魚や豚肉を使ったにこごり(非常に辛い)など、あまり体験したことのない料理も食べ切れないほど準備されており、寒風吹きすさぶ(室外気温2度)中、しまいには寒さで鼻を出しながらの心温まる食事だった。
※後日補足:↑は『サメ』सम्य と呼ばれるネワール族特有の一皿に主食・おかずを盛りあわせた定番のセットだという。

それにしても、世界に缶たるヒマラヤ山脈を有するネパールの人たちなのに、富士山を見て皆歓声を上げる。この辺はやはり山の民という事なのであろうか。山中湖越しに富士山を仰ぎ見た際、誰かがポカラみたいと言ったが、そういうデジャヴ感を喚起させているのかもしれない。
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2011年12月19日

レッサムフィリリ 高輪本店

以前店の前をたまたま通りがかってその外観にびっくりして、いつか行きたいと思っていた高輪のネパール・チベット料理レストラン『レッサム・フィリリ』を一昨日の日曜初めて訪れることができた。





以前たまたま泉岳寺付近に用事があったので見つけられたが、国道15号から若干小道を北に入る(しかも一通出口)ので、車がメインだとなかなか道すがら見つけられない。車で来る場合は国道15号を横浜方面から品川駅を過ぎて泉岳寺入り口を左折し、さらに泉岳寺前の狭い一通を左折する。道が入り組んでいることもあって車を店のわきに路駐してても食事中、後ろから来る車は全くなかった。

私が行ったのは日曜の15時すぎで、看板を見るとすでに営業時間を過ぎている。しかし看板にはライトがついていて、中にひと気も見受けられたので中に入ると民族衣装を着たウエイターが一人だけいた。



カタコトの日本語で『今、休憩時間デス…』という。せっかく来たのに…と残念がっていると不憫に思ったのか心優しいネパール人のウエイターは「コックさんも休憩で出ていますが、(作り置きの?)チキンカレーのランチセットだけだったらアリマス…」と言ってくれた。しかしあとあと考えるとそれは彼のまかない食だったのかもしれず、また貴重な休憩時間を削って給仕してくれたのは間違いな訳で、その心優しさにハッと心打たれる。











時間外なため、店内は彼一人だけしかおらずその素晴らしい内装をじっくりと堪能できた。すべてネパールから持ってきたという調度品・窓枠装飾・敷物・布などで店の内外が飾り立てられている。とりあえず居抜きで借りた店舗に、前店舗のテーブルやいすはおろか生ビールの水着ポスターや場合によっては食器、果ては看板やメニューに至るまで前オーナーのものをそのまま使うようなこだわりの微塵も無いネパール系インド料理店も最近では少なくない一方、こうした細部に至るまでネパール・スタイルを再現しているのは本当に貴重だ。







内装に見とれていると土日ランチメニューのチキンカレー(800円)のセットが登場。

チキンカレーの味はいかにもネパール人の家庭でだされるような感じの味。もしかしたら本当にまかない食なのでは、と思わせるような味で、肉も多めに入っていた。一般的にインドやネパールの料理は家庭で作られたものの方が店のそれをすべての点に於いて凌駕するのでこういう家庭風のカレーはなかなか味わうことができない。これで開店後約10年というから、もしこの味をキープしているなら凄い。たいていの店は開店当初の味を維持するのが難しい。尚、平日は食べ放題ランチをしているので再度、ぜひ訪れたい。

レッサムフィリリ 高輪本店 ネパール&チベット料理
東京都港区高輪2−14−9 三愛ビル梅館101
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2011年01月03日

ネパール人のピクニック料理

この正月、久しぶりにネパール人とピクニックを共にする機会を得た。彼らはネワール族の人々で、来日前はカトマンドゥ市内のごく近所に住んでいた。現在、北池袋でネパール・インド料理店を経営するR氏夫婦を中心とした地縁的なグループである。

このR氏は元々は私の知人だったネパール人オーナーK氏が数年前に開いたインドレストランのコックとして来日した。来日当初R氏のアパートを見たが、大変狭く安い家賃の部屋だった。その後オーナーのK氏は諸事情ありネパールに帰国してしまったが、R氏は大変な苦労をして自ら会社登記し、現在では自らの店を持ってコック兼経営者として豊島区内に2LDKの広さのマンションに暮らしている。日本語も全く話せず、来日時はフロ無しの焼け跡バラックのような部屋に住んでいたのがホンの5,6年前である事を考えると、感慨深いものがある。本人の努力次第では不況下の日本といえどこの程度の成功は収められるものである。とは言えR氏はそのような苦労話をヘンに自慢したり、泣き言を言ったりといった事は一切なく、あたかもそれが当たり前とでも思っている。その姿勢はまるで明治時代にブラジルや北米に渡った日本人移民1世のようであり、内心ひそかに畏敬の念を抱いている一人である。






チウラを中心に、黒豆、鶏肉、川魚(揚げて乾燥させたもので、ネパールから取り寄せたという)、アチャール、なぜかタイのエビせんべい(パパルの代用?)など。これが昼メニュー。




こちらは夜メニュー。
インゲン豆のダール・スープとマトンのカレー、アチャール。
ライスはバスマティをプラオ風に炊き込まれた炊き込みご飯。バスマティとマトンが良く合う。
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2010年12月25日

デウラリバッティ

田町の『デウラリ・バッティ』に数年ぶりに行き、丹精込めたダルバートを堪能させてもらった。



ここの経営者のデウラリ氏とは10年来の知人で、約4年ほど前に、当初は『デウラリ食堂』という名でオープンして以来、数回ほど食べに来ているが、何度かコックが替わっているにもかかわらずハイ・クオリティなネパール料理を維持しているのは、簡単なようでいて実は非常に難しい事である。オーナーのデウラリ氏は、自らの出身地であるネパール国ミャグディ県からしか新規コックを受け入れない。



それは非常に徹底していて、同じネパール国籍のコックであろうと彼は一切信用せず、多くのネパール系/インド系の飲食店が日本国内で既に滞在許可を持つ他店のコックをスカウト(引き抜き)したりするのに対して、排他的なまでに他所の血を嫌い、同一出身地でスタッフを固めている。正にそういう鉄の結束が味にも反映されているのである。
そんな訳でここのダルバートは美味い。ダルバート好きにはたまらないだろう。また真ちゅう製の食器もアジがあって良い。



尚、以前は『デウラリ食堂』という名で運営していたが、彼の家庭の複雑事情から日本名を取り下げ、現在は心機一転『デウラリ・バッティ』というネパール名で(意味は同じ)がんばっている。

Deurali Bhatti
港区芝5-21-15 B1F
TEL 03-3455-6180 (日・祝休み)
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2010年12月17日

川口『キッチンキングKitchen King』

先月11月25日にオープンしたばかりの、新しいネパール系レストラン
Kitchen King -キッチンキング-
を昨夜、訪問した。



開店まもなく、調度品や看板などは一部ネパールからの取り寄せを含めて現在準備中との事で、店舗入り口も今後にぎやかに飾り付けられる事だろう。



この日食したマトンカレーとナーン。
正直、それ程期待していなかったが、良い方向に裏切られた。
あまり美味くないインド・レストランなどにありがちなのは、加熱や具材・スパイスなどの不足からくる「コクの無い」カレー。それはいかにも手抜き料理を食わされた気がしてカネを払う気が失せてしまう。

だがここキッチンキングのカレーはそうではない。
濃厚でありながらしつこすぎず、どこからこんな?といぶかってしまうほどのコクがカレー全体を包んでいる。インドカレー好き・欧風カレー好きの双方から、また日本人・インド系双方から高評価を得そうな、ある意味完璧なカレーがそこにはあった。



メニューを見るとインド料理はもちろんだが、タイ料理やベトナム料理も多く載っている。
訳を聞くと、コックさんのうちの一人が6年ほどタイのプーケットでコックとして勤務していたそうだ。こういうネパール系コックは少なくなく、バンコクの星付きのホテル・レストランでの勤務経験のある人なども居る。だから一見、インド料理の専門店にしていない業態が、何となくワンランク低いもののように考えがちだが、決してそうではない事は食べれば分かる。


オーナー夫婦。
オーナーはネパール国籍だがデリーのP.K.プラムで育った。本人には伝えなかったが、奥さんはカリーナ・カプールに激似。カリーナファンは一度訪問の価値があると思われる。共に日本語は堪能。



アジアダイニング&バー
Kitchen King -キッチンキング-
川口市幸町1-12-23
TEL 048-255-9655
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2010年12月16日

家庭のネパール料理

十数年来の知り合いであるネパール人宅に行く機会があった。彼らは吉祥寺でナマステ・カトマンズという、もう老舗の部類に入るネパールレストランに勤務している。浮き沈みの激しい飲食業界で、10年以上にも渡って吉祥寺という地代の高い場所で経営を続けているのは相当な努力を続けているのだろう。

ちょうど時刻が昼メシ時となり、簡単な食事をササっと作って出してくれた。あらかじめ作り置きしていたサブジーとチウラ(乾燥米)、アツァール、なぜか玉子焼きなど。ラッシーも作り置いて、さすがレストラン勤務だ。
チウラにサブジーの汁がしみて、少し柔らかくなった所をスプーンでかきこむ感じで食べる。何とも言えないネパールな昼食だった。


↑尚、この写真は購入したばかりのiphone4にて撮影しました。
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2010年08月18日

ネパールフェスティバル2010

8月16日夕刻、約2週間のインド仕入れから戻りました。
期間中リクエストなどいただきましたお客様ありがとうございました。
また発送などが滞ってご迷惑おかけいたしました。

さて8月上旬のインド仕入れ直前、今年で第三回目となる日比谷公園でのネパールフェスティバルに参加させていただきました。

毎年快晴で、夏の日差しが痛い程強く、二日も出店していると日焼け跡が色濃く残る、とはいえ雰囲気はネパールを想わせる牧歌的かつユルい感じいっぱいで、夕方になると酔っ払った元気のいいネパール青年が殴り合いのケンカしているというネパール的光景が展開される。今年は去年よりも人手が増えたようにも感じられ、進行もスムーズで今後さらに大きなイベントへと発展してもらいたいものである。


インド仕入れ直前のイベント出店なので非常にバタバタしていて、準備期間などほぼゼロ、車も別の仕事で使用していたためギリギリの前夜になって販売商品の積み込みなどはじめるというドタバタぶりだった。それでもネットでのお客様などからも声かけていただいたり、直接仕入れ直前のリクエストなどいただいたりと結果的には良かったです。

中でも今まで電話かメールでしかやり取りの無かった (有)山文製陶所さんにお会いしてお話し出来たのが収穫です。(有)山文製陶所さんは店舗用・イベント用のタンドールその他を製造開発されている会社で、厨房にあわせたサイズでのタンドールなども製造可能です。インドからタンドールを取り寄せるには非常に複雑な書類作成・通関・食検・輸送などの諸手続きを経なければならず、結果届いたものが希望と違うなどといった泣くに泣けない話しもあります。その点では国内メーカーに発注出来るというのは飲食業者さんにも大きな利点なのではないでしょうか?

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2010年04月01日

西巣鴨・シリガネシャ

西巣鴨のアジのある商店街の中ほどにあるインド・ネパール料理店シリガネシャ様に納品に伺いました。


ここの経営者は吉祥寺のネパール料理店のもはや老舗といっていいナマステ・カトマンズのオーナーの親族で、吉祥寺のお店同様、非常に丁寧で本場重視のネパール味。ネパールののどかな民謡が流れる店内は青いテーブルクロス、青いシートカバーなど青を基調としたヒンドゥーならではの色彩で統一されています。


マトンカレーとナーン。
ディナータイムには4種類の中から選べるカレーとナーン+サラダのセットが890円。
ランチタイムにはドリンク付のダルバートのセットが780円。


店舗脇にある看板と窓の装飾。
この店舗の開店直前にも一度来た事がありますが、器用にも内装大工さんがコンパネを丸ノコで写真のようなインドチックなデザインに切り取り、窓にはめ込んでおられました。

シリガネシャ
豊島区西巣鴨2-33-12
TEL&FAX: 03-3949-1419
(月曜定休)
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2009年07月03日

海ホタルのネパール人

先日、知人のネパール人夫婦二組と海ホタルに行った。
現在、土日割引で普通車ならば1,000円でいける場所だが、訪れたこの日は平日でしかも普通車では無いためその恩恵に浴することは出来ない。このため車の数も少なく、渋滞など皆無で川崎方面からほんの15分程度で到着した。
 

我々は海ホタルを訪れるのは初めてで、確かに東京湾のど真ん中からの風景は奇妙で興をそそられもするが、訪れたネパール人たちはせっかくこんなに海が近いのだからせめて海水に触れたり出来れば…と当然といえば当然な感想を漏らした。そのため海ホタル滞在はそこそこで切り上げ、砂浜のあるお台場に向かうこととし、とりあえず海ホタルでは持参の食事をする事と相成った。個人的にはそれが一番の楽しみでもあり興味の対象でもある。
 

彼らは自宅近くにあるなじみのインド料理屋の厨房だけ借りてフルサイズ(一羽分)のタンドーリー・チキン3羽、二種類のチキンカレー、マトンカレー、ネパール風アチャールといったカレー類の他、炭で焼いたナーンも持ってきていた。インド料理屋からの出前ではなく厨房を借りて自分たちで調理するあたり、こうしたネパール人たちの外食・料理に対する考え方が垣間見れる。
  

所で既に車に揺られて数時間、朝方作ったカレー類やナーンなどは冷えてしまっている。冷えたナーンやカレーは確かに味が落ちる。と、ここで彼らは信じがたい行動に走った。海ホタル売店内のコンビニにこれら食材をカゴに入れて持って行き、『チンしてください』と頼んだのだ。すると親切なことに定員は了承して全ての食材(ナーンも一枚一枚丁寧に)をレンジで温めてくれた。ネパール人の「ダメモト」精神も日本人の「Noと言えない」体質もそれぞれ国民性を象徴しているようで感慨深かった。


ただし、ナーンはチンしたら硬くなってしまいあんまり食感的にはよろしくなかった。代わりに持参していた「ダールモト」と呼ばれる米を乾燥させたスナックが美味く、カレーに浸していると自然とその水分や旨みを吸収してよく合った。

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2009年06月02日

ネパールレストランLAMA

ここ最近、新宿歌舞伎町〜大久保にかけてのエリアを車で通るたびに気になっていたレストランがあった。看板にデカデカと『ネパール料理 LAMA』と掲げてある。



ここは以前グレートインディアというバングラディシュ系のレストランがあった所だが…。経営者もコックさんもネパール人でありながら看板に『インド料理』とするレストランが多い事に前々からネパール・ナショナリスティックな義憤のようなものを常々感じていた。ネパール人が出す料理なのだから堂々と『ネパール料理』となぜしないのか。『ネパール料理』は美味しいのに…と。
ここは長年のそんな私の義憤に対する正解のように看板に大きく『ネパール料理』の文字が浮かび上がっている。通るたびにどんな気骨のあるネパール人が経営しているのだろうと非常に気になっていた店だった。

それとは別件で、ごく最近仕事で知人のネパール人ラマ氏と数年ぶりに再会した。かれは元々コックで数年前に会った時は大井町にある『Shiva』という当時出来たばかりの店で働く事になったいた。その前は数年間マハラジャ系列店でコックを務めていたというベテランのコックである。話しの流れて「最近、気になっている店があって…」と切り出すと、彼がそこのオーナーだという。なんだ知人の店ならば…と本日早速訪れてきた。


ムリ・コ・アチャール(大根のアチャール) 350円
インドのアチャールは大量の油と唐辛子に漬かった漬物だが、ネパールは至ってシンプルかつさっぱりしていて、日本の漬物にも共通する部分がある。



マトン・チェーラー 700円
本当はスクティ(マトンの干し肉炒め)が食べたかったが、品切れだそうで代わりにチェーラーを注文。濃厚でガーリックが香ばしい。ちなみにこの店の壁に串に刺さったマトンが干されていてマトンの干し肉も手作りしている様子がよく伺える。



アルゴビ 650円
ネパールではダルバートに欠かせないタルカリ(おかず)。ネパールを旅した時によく食べた事を思い出させる味。ダニヤー(香草)もいい味出している。



モモ 600円
ネパール料理の代名詞的存在。厚い皮を噛み締めると中からジュワっとしみ出るマトンの肉汁が堪らない。個人的には餃子よりモモの方がはるかに好みである。



ダルバート(下) 950円 バターチキンとナーンのセット(上) 1,050円
ここのダルバートは美味い。↑の皿の直径は約30cm。そのタール盆にこのご飯の量。カラヒ皿に入ったダール上部には薄くギーがかかっている。焼いた鳥が4片とほうれん草とジャガイモの炒め物がタルカリとなっている。バターチキンもクリーミーで濃厚。この辺は長年インド系レストランチェーン店で勤務してきた腕前が遺憾なく発揮されている。
尚、ここで掲載されているタール盆やカラヒなどのインド・ネパールの食器類はこちらのページで購入出来ます


シメはチャイ(ネパール式の発音だとチヤ) 

知人だからではなく、客観的に見てもこの店の味レベルは高い。同じ通りのならびにシディークとグレートインディアが眼と鼻の先にあるので若干、やりにくそうだが気さくな夫婦が温かく経営しているので是非立ち寄って欲しい。味的には隣の2店舗など比較不能である。
住所:東京都新宿区百人町1-12-1


気さくなラマ夫妻が経営。ちなみにネパール人でラマ姓の人はチベット仏教徒である。
彼らはこの2月にここをグレートインディアから居抜きで買取り経営をスタート。その前も2年間ぐらい色んな物件を見て回ったという。ただカレーや焼肉などオーナーが敬遠する場合も多く、また外国人であるというハンディキャップもありなかなか意中の物件に近づけなかったという。隣には2店のインドレストランがあり、差別化の意味もあり、かつまた自身のネパール人であることのアイデンティティとネパール料理も提供する事から「ネパール料理」を看板にアピールした。ただし隣のシディークはパキスタン経営者、その隣のグレートインディアはバングラディシュ経営者でありインド料理とは謳いながらその実全てインドではないという、インド料理の懐深さを改めて実感する。

それにしてもここ数年ネパール人経営の飲食店が目立つ。ラマ氏によると、最近日本語学校などの入学目的で来日するネパール人学生が増えた。地元ネパールには日本人が経営する日本語学校なども存在すると言う。そうした彼ら学生が、卒業などで学生ヴィザが切れるにあたり、もちろん営利目的とさしあたりの滞在延長などの目的もあり飲食店を開業する傾向が増えている。その際は地元の一流どころのレストランからコックを引き抜いたりする事はまれで、せいぜい中堅どころの店のコックを正式にヴィザ申請して連れてくるのは良心的な方で、中には別の飲食店が保証人となって取得したヴィザの滞在期間中にもかかわらず他店から引き抜いたり、全く調理経験の無い人間をコックとして連れてくる事もあるという。

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2007年06月15日

ネパールのお食い初め儀式

日本国内で結婚式を行った知人の息子が成長し、お食い初め儀式を行うというので見に行った。


■生後約半年で流動食を離れ、初めて固形食を開始するのがお食い初め 儀式で、この儀式自体は日本人間で も行われているようだが、ヒンドゥー教徒にとってはより重要な儀礼である。 尚、ネパール式のそれは赤ん坊にシルク生地の赤地に金糸の素材で出来 た衣装と帽子をまとわせ、藁で出来た よだれ掛けのようものを着させる。それに先立って決められた時刻に近くの寺 院(この時は目黒不動)に参拝に行き、身を清めた後にこの儀式は開始される 。



■眼前にはキール(お粥)やダヒ(ヨーグ ルト)、ダール(豆スープ)、果物といった食事が陳列される。



■泣き叫びながらむずかる赤ん坊に、やや無理やり食事を口に押し込む。基本的に陳列された食事を全て食べさ せる事はなく、形式的に一口、口に含 ませるというスタイルをとる。 この一連の儀式が終わると、後は飲めや歌えやの宴会が始まる。

  
↑宴会用のモモの具材が手際よく作られていく。

↑トマトベースのモモのソース(タレ)はミキサーで作っている。

↑モモの完成。
一番先に客人と家父長に振舞われるのが、旧時代の日本を偲ばせる。
ネパールとはそのような国である。





■一方、こちらもまた別の知人のお食い初め儀式である。知人は在日の公的機関勤務のせいか、貸し切られたホールも公民館の一室で、招待客もネパール人と日本人が半々ほどの割合だ った。婚姻の時もそうだが、母親は赤地に金糸のサリーを身にまとっている。赤地に金糸のサリーは婚姻やお食い初めといったハレの場での正式衣装なのだろう。



■一連の儀式のあとは立食パーティーと相成る。実は個人的にはこれが一番の目的である。 こうした儀礼の際によく食されるネパール風の揚げドーナツや定番のダールなどのほか、スクティやチキンカレーといった肉料理も饗されていた。ヒンドゥー教儀礼だからといってインドの場合のように純菜食とはしない。


posted by asiahunter at 10:28| Comment(2) | ■在日ネパール系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする