2017年06月08日

【富山への道 vol.5 インド家庭料理の店ニーラジュ】



午後ようやく富山県入りし、石井さんが予約してくれていた魚津市のインド家庭料理の店ニーラジュへ。
マサラワーラーや荒木さんご夫妻、有坂さんと合流。久しぶりの川村さんと楽しくご挨拶。



この日のリクエストはガルワール家庭料理
(前回訪問した時にニーラジュの川村さんからガルワールの話を興味深く聞かせてもらい、その時の印象からガルワール家庭料理をリクエストしたが、本来ニーラジュはパンジャブ料理やマルワリ料理が得意だとの事。次回訪問する際はパンジャブ料理にしよう)

いただいたターリーには以下の料理で構成されていた。



マンドゥワ・キ・ロティ/manduwa ki roti
(manduwa=シコクビエのロティ。現地ガルワールではゲヘットというガルワール特産の豆を混ぜる事もある)

バーリー/Baadi
(manduwa=Kwada ka Aataを材料として作る、ネパール料理でいうディロと全く同じ。噛まずに飲み込むという食べ方を含めてネパールと共通しているのが本当に興味深い)

カトリに入っている料理は(左から)

カタイ
(レモンとゴマなどで味付けた酸味='カッター'たっぷりのチャトニ)

《豆のおかずが三種》

チェースー CHAINSUまたはchainsoo
(ウラドダルの煮込み。通常はバート/白メシと共に食される。ギーでショウガ、トマト、ニンニクのペーストとJakhya=英名Tickweed=和名ヒメフウチョウソウ(姫風蝶草)の種と共にテンパリングされる。このJakhyaはガルワール料理の多くに使用されるホールスパイスである。尚チェースーの発音が難しい) 参照サイト

カーリーバッティ kaali BatiまたはGahat ki dal?
(カーリー=黒い/バッティ=大豆、で黒大豆)

ミックスダル
(数種類の豆がミックスされた煮込み。ネパールのダルを彷彿とさせる)


《サブジ各種》
ピーマンのサブジ

大根の葉とベスンのサブジ
(ガルワールで採れる大根はPahari mooliと呼ばれジャガイモと共にThechwani/テチャウリという煮込み料理も有名。レシピサイト

カボチャとエンドウ豆のサブジ
(カボチャのバジ/कद्दू की सब्जीはガルワールの定番料理。カボチャ/कद्दू もガルワールではポピュラーな食材である)


ジャガイモのキチョナー

里芋のグットケ/Arvi ke Gukte
(スパイスで味付けされたドライタイプの芋料理。ジャガイモのグットケもよく食べられる)
ジャガイモのグットケのレシピサイト

ウラッド豆のパコリ/Urad Dal ke Padoke(Wada)
(片面に黒ごまがびっしり付いている。ガルワールの結婚式に欠かせない料理という。南インド同様Wadaとも呼ばれる)

カボチャのライタ
(ニンニクなど複数の香味野菜などが入っていて複雑ながらやみつきになりそうな深い味)



食後はチャイとサーラ葉皿に入ったインド菓子。

ちなみにネット上でみかけたこちらのサイトはガルワール婚礼料理について詳しい。
http://blog.byoh.in/traditional-garhwali-wedding-ideas





※他にガルワールでよく食べられる料理として以下のものがある
Sisunak SaagまたはBICCHU BOOTI SAAG(和名イラクサ/英名Nettle、野草のサーグ。これもまたJakhiyaと塩で味付けされる)
CHHOLYAAN ROTA(朝食として食べられるスナック料理。小麦とジャガリまたは砂糖、フェンネルなどで味付けされる)
Phaanu(chainsooと同様の豆料理。特に豆の指定はなくいくつかの豆で作られる。バーリー/Baadiと共に食べるのに最適)
Bhang ki Chutney(Bhang=ケシの実のチャトニ。レモンで酸味を付ける)
Gahat (Kulath) ki Dal(ホースグラムの煮込み)
Kafuli(パラクなどの青菜をドロドロに煮込んだ料理)
Jhangore ki Kheer(ヒエ=Barnyard Milletのおかゆ)
roat(全粒粉で作ったジャガリで味付た甘いパン/婚礼時によく食べられる)
Arsa(小麦で作ったお菓子/婚礼時によく食べられる)



一つ一つとても丁寧で美味しかった。特にライタは今まで味わった事の無いタイプ。北インドの中でも北部に位置するガルワールはあまり豊かな土地柄とは思えなかったが、豆料理を中心に非常にバラエティー豊富な料理が存在する事が分かり興味深いし、ここまでの料理を作る川村さんの技量には驚きしかない。トークも楽しいしインド家庭料理経験値も豊富だし、個人的には今後東京などでも料理教室やイベントなど行っていただきたいものである。



※インドの雑穀
Barnyard Millet=Jhangora=ヒエ
Finger Millet=Mandua =シコクビエ(=Ragi)
Foxtail Millet=Kangni=アワ
Kodo Millet=Kodra =スズメノヒエ
Little Millet=Kutki =アワ
Pearl Millet=Bajra =トウジンビエ
Proso Millet=Barri =きび
Sorghum Millet=Jowar =モロコシ
posted by asiahunter at 00:00| Comment(0) | ■インド料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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