
ディナーパーティーは約10人ほどの南インド人が大学近くに居住する南インド人のアパートの一室に集結してスタートした。アーンドラ州グントゥール出身のJeevanさんご夫婦を除き全てタミル人男女という構成。しかも中にはモハメッドさんというタミルナードゥ州South Arcot出身のムスリムも一人いて人員バランスが実に良い。挨拶かたがたモハメッドさんと話していると同地はビリヤニも有名でイカも食べるという。そんなSouth Arcotの話を聞いているとどうしても実際に行きたくなってきて仕方なくなる。




調理段階から家庭に入れさせてもらい皆さんと歓談しながらインド料理情報を聞き食べるという、最も理想的なディナーパーティーだった。特にアーンドラ出身のJeevanさんご夫婦には料理が出来るまでの長い間延々とカキナダやラヤラシーマといった湾岸〜南アーンドラの料理についてレクチャーしていただき、去年のアーンドラ食旅でのいろんな疑問が払拭した。



事前の料理打ち合わせで何か料理リクエストがあるか聞かれたので、こうした場合ベジ料理に集中しがちなのに一抹の不安を感じてコーラウルンダイ Kola urundai(マトン揚げ団子)をリクエストしていた。そしてこういう時のためと思い懐にしまい込んでしたバナナの葉風・紙皿をおもむろに取り出し敷き詰める。その上に、以下の料理が並べられていった。 #するとどうだろう劇場



【この日準備されたメニュー】
パニヤラムpaniyaram
コーラウルンダイ Kola urundai(マトン揚げ団子)
プラウン・ビリヤニ
白ライス
ダール
タイル・パチャディ
メドゥワダ(えりさん作)
ココナッツチャトニ
ペラサットゥ(アーンドラの方作)
チキン65
フィッシュ・フライ





圧巻はタミル出身のTariniさんの作った食後のファルーダ。これもえりさんがダメ元でリクエストしてくれたもので、作るのが初めてと謙遜していたが、今まで日本で食べたファルーダの中で一番オリジナルに忠実だった(うどんは論外として 笑)。緑色に着色されたバミセリがいい色合いのアクセントになっていて素晴らしかった。えりさん、お集まりの皆さんには大感謝の夜だった。


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