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2017年04月09日

【ナマステ福岡への道 vol.9】那覇市内のファミマでバングラデシュ青年との邂逅


胎動するネパール人社会を十二分に堪能した後、車を福岡空港の駐車場に預けて空路、人生初の沖縄へ。宿泊先はゲストハウスで門限ではこそないものの、23時迄には到着して欲しい由の連絡を受けていた。しかし空港に着陸したのが22時30分、そこから急いでタクシーで宿へ。タクシーの運ちゃんが月挑だと言ってるのにロクに調べもせず月挑庵という別の店に付けたのでイライラさせられる。夜だというのに半袖で充分な蒸した気候といいまるでこの雰囲気はヒンディー語こそ喋っていないが正に北インドである。

そんなこんなでたどり着いた宿の受付の人は拍子抜けする程穏やかな人柄で、沖縄初日から振り回された印象。とりあえず頭を冷やす必要を感じ冷えたお茶でも買おうと宿から一番近くのファミマへ。



そこに雑誌の整理をしていた色黒の若い男性が居て我慢できず思わず話しかけた。
『あなたはネパール人ですか?』

サビールさんというその男性はネパール人ではなくバングラデシュ人留学生で、沖縄には兄弟で住んでいるという。沖縄在住ネパール人は多いと聞くが、バングラデシュ人はどうかと聞くと、那覇市内に在住のバングラデシュ人は5〜6人ぐらいではないか。沖縄モスクに来るムスリムの中で多数派はパキスタン人だが正直なところまだ沖縄に来て日が浅いのでよく分からないという。



話題を変えて、イリシ・マーチやルイ・マーチ、チニグラ米のビリヤニ、ベイガン・バジャ、ボッタやバジなんかのバングラデシュ食材調達は困らないですか?と思いつく限りのバングラデシュ料理を並べて知ったかぶりして聞いてみると、スマイルホテル近くにネパール人の経営する食材店があり、そこでハラール食材が入手出来るとの事。沖縄滞在中ぜひその店も訪ねてみたいし、宿から一番近いコンビニなので再訪して彼と気心知れた仲になり、あわよくば夕飯に招いてくれないとも限らない事を夢想しつつコンビニを後にした。


posted by asiahunter at 22:00| Comment(0) | ■在日ムスリム系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【ナマステ福岡への道 vol.8】バイシャキ・メラ福岡2017




福岡在住のネパール人コミュニティによるバイシャキ・メラ2017が福岡天神中央公園で開催。実はかなり早く福岡に向けて前乗りしたのはこれを見たかったからである(ちなみにナマステ福岡の開催は翌週の土日である)。急増する福岡ネパール・コミュニティの実態は実際去年(2016年)に初めて福岡に訪問した際に肌で感じ、その加速度ぶりに是非とも福岡再訪の必要性を感じていた。ナマステ福岡の出店話はまさにそんな事を考えていた矢先の事だったのである。ちなみに同じ週末の土曜がバイシャキで日曜がナマステ福岡だったのが何らかの事情があるらしく今年はそれぞれが別の週の開催となったという。



バイシャキ・メラは通常ネパール本国では大きな祭り(宗教的行事)ではなく、この日をメラ(=祭り)と呼称する習慣も実は無い。バイシャキ・メラはバングラデシュやインド側ベンガル地方などではベンガル暦に基づくベンガル正月=ポイラ・ボイシャキPahela Baishakh=ボイシャキ月第一日目は宗教の別なく盛大に祝われるが、ネパールではこの日は祝日となってはいても単に汎ネパール的に使用されているヴィクラム暦開始日というだけで大きな催しなどは見られない。むしろタマン族他の正月であるロサールタカリ族の正月であるトーレンラネワール族の正月であるMha Pujaなどそれぞれの民族が使用する個別の特有のカレンダーに基づく正月は盛大に祝われる。従って元々ベンガル系のイベントのバイシャキ・メラとして開始したものが急増する在福岡ネパール勢が圧倒的多数となりはしたもののイベント名称だけはベンガル系のバイシャキ・メラのまま続けていて、そうしたことにこだわらないネパール人の性格といったものもかいま見えて興味深い。









福岡在住の南アジア系情報通カタオカさんによる前日のバイシャキ・メラを報告したFB投稿に刺激され、朝7時過ぎには北九州を出てイベント会場に着いたのは朝9時頃。会場はガランとして誰も居ない。よくよく確認すると朝10時スタートだった。それで改めて10時に戻ったところで10時にはまだまだ準備中の店が多く、ようやくイベントが本格的に始まったのは12時を回ってからだった。


伝統舞踊のためにライ族の民族衣装を着た女性までいる




バイシャキ・メラ出店一覧

場内の総ブース数28、うち飲食ブースが18。
普段はインド料理中心のレストランも今日はネパール料理中心のメニューにしている。また福岡在住ネパール人の急増に伴い、箱崎を中心に本格的ネパール料理を出す店も去年〜今年にかけて増加し、こうした通常からネパール人を中心顧客とする店も多く出店し当然ながらネパールメニューを出している。


佐賀県鳥栖市で開店直前だというラリグラスも出店。店舗営業前であっても気楽に出店出来るユルさもまた福岡バイシャキの魅力。
福岡市内はかなりのネパール人飽和率だが県南部の久留米市や佐賀県の鳥栖市にも学生などが増えており、それに伴いレストランや食材店も増加傾向という。
ここでアジアハンターの食器営業した所、その後何度かオープン後も発注をいただいた。こうしたイベントは見物を兼ねて営業が出来るのでありがたくもある。





その他面白いところでは、福岡を中心とするネワール・コミュニティ(九州ネワ・コミッティー)とタムディン九州(九州在住のグルン族コミュニティ)が飲食店では無いにもかかわらず出店し、特に前者はカジャセットなどのネワール料理を出していた点。店舗の無い飲食店の出店に規制の厳しい東京のイベントと違ってゆるやかなのがいい。Tamudhi九州の人に聞くと、九州だけで約500人のグルン族がいるというのも驚きの数字である。





とりあえずバジェ・コ・セクワ・ハウスでセクワを食べる。カトマンズにある同名の有名ネワール料理店とは無関係。このように本国の有名店にあやかって店名を付けるパターンは少なくない(ナングロもそう)。この店も去年出来たばかりだという。社長はかなりのやり手で人材派遣ビジネスをしていて、福岡市内のコンビニや運送業や工場などにかなりのネパール人を派遣している。この手の企業はもはやネパール人労働者無しには成り立たなくなっているとまで社長は豪語する。一方、ネパール人労働者の側も賃上げ要求のためストなど行うケースもあるらしい。工場行きの工員バスの行き先表示には日本語の他ナーガリー文字で書かれているものもあるとカタオカさんから教えてもらった。


バジェ・コ・セクワ・ハウスのオーナー ハリ社長。
手広くビジネスを手掛けるにも関わらずこうしたイベントでは他の従業員の先頭に立って呼び込みの声を張り上げていた。


次いでソルマリのブースへ。酸味の強いムラコアチャールやセルロッティを売っている。
カビールさんタパさんなどの経営陣も東京から来ていて気合いを感じさせる。




東京から応援に来たカビール社長

ちなみにソルマリ福岡を手伝っている(当初は隣同士のブースにしていたが二日目にまとめて1ブースにしていた)のは福岡での業務提携者であるBambay Mart Fukuokaのポウデル氏だった。


ナングロ福岡店で販売のブタンभुटन が美味かった。ブタンだけ売っていたがライスにかけてもらって500円。







またロプテに入ったカジャセットも500円。ナングロはさすがに経営陣のサッチンさんは東京から来てなかったが、ラクシュマンさんというナングロ福岡の共同経営者でブッダの社長でもあるいかにもやり手そうな青年社長にもご挨拶。


ナングロ福岡 ラクシュマン社長

彼は今回のバイシャキ・メラのオルガナイザーの一人だという。このブッダのモモコバーロ(蒸し器)の形状が特徴的で、いかにもイベント映えするアイテムだった。




ナングロ福岡のカジャセット


ステージでは各民族の紹介やフォークダンス、歌などが繰り広げられ、鳴り物と共に場内練り歩きも行われた。急増・拡大する福岡ネパール人社会を象徴するかのような密度の濃いイベントで、この時期に福岡ネパール社会を生で実体験できた事は非常に有意義だった。また、なかなかここには書ききれない主催者側の裏事情も知ることが出来て短時間ながらも充実した福岡滞在が出来た。




posted by asiahunter at 11:00| Comment(0) | ■在日ネパール系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【ナマステ福岡への道 vol.7】北九州ギタンジャリ


広島の山奥で美味しいランチ・ターリーを食べた後、ディナーは北九州のギタンジャリで食べる予定にしていたので車を飛ばす。渋滞も無くほぼ予定通りの時刻に到着し、早速お店へ。



ギタンジャリは東京でスパイス活動をされている安松さんからのご紹介。初訪問だがオーナーの下野さんは去年のナマステインディアなどでもアジアハンターをご利用いただいていた。改めてご挨拶し、下野さんがお店を持つに至ったバイタリティーあふれる経緯や北九州に於けるインド料理事情といった話を興味深く伺った。メインのコックさんもインドやドバイで長年勤務したベテラン。



やがて北インド風のターリーが運ばれて来た。ネパール風骨つきのマトンはマトンがゴロゴロ入っていて美味い。





元々インド/アジア雑貨のお仕事をされていただけあって店内は所々アジア雑貨が散りばめられた可愛らしい内装。特にトイレの戸にशौचालयと書いているのが気に入った。







食後は店の横につけた車から商品を取り出して臨時の販売会をさせていただいた。こうして行商したり営業しながら道中進むことが出来るのもアジアハンターの特徴である。



posted by asiahunter at 05:00| Comment(0) | ■在日インド系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【ナマステ福岡への道 vol.6】広島県プラシャンティ


広島県の人里離れた山奥に半ば自給自足的な生活に身を置きながらインド料理を出している仙人のような人がやっているお店がある…という話は数年前に複数のカレー関係者から聞いていた。その手のうわさ話にありがちな、誇張や虚実入り混じっているのだろうが、首を捻りながらも好奇心を掻き立てられるお店ではあった。










そんな里山のインド料理店プラシャンティに初訪問。ナマステ福岡に出店するという機会でもない限りまず訪問する事は無かったので、やはり思い切ってナマステ福岡に出店申し込みをして良かったと改めて感じた。







山の細道をナビ通りに進むが周囲には店らしき店も無く、まさかこんな山奥に…と不安に感じたその時、店は忽然と現れた。店主ご夫妻に暖かく迎え入れてもらいあらかじめ予約しておいたシャンティ・ターリーを頂く。ちなみにこのシャンティ・ターリー他はオーダーするのに最低2名様からとなっている。従って今回カレー編集者の島田さんが同行してくれて本当に助かった。








丁寧に作られた、7〜80年代の古き良き『印度料理』や『印度カリー』といったテイストのターリー。よく考えたらこういうインド料理は久々に食べた気がする。自家製野菜をふんだんに使ったサラダ、チーズの入ったサモサ、カバブなどのタンドール料理、プラウンマサラ、キーマ、チキン・カレー、チャナー・マサラetcを堪能。尚、店主の辻さんは里山に来る前は福山市で20年ぐらい営業されていたという。








国産で発注した壺に、外部の耐熱用の囲いを自作し、タイルも自ら貼ったという可愛らしいタンドールも見せてもらった。見た目はいい感じに使い込まれていてインド的な風合いも醸し出している。こういう可愛らしいタンドールは客に見せるように設置するといいと感じた。








食後のチャイを飲んでいる時、こないだケーララのコチに長滞在して料理修行されて来たますやの相原さんが尾道からバイクでやって来てケーララの話を興味深く伺った。営業してたらますやさんにも立ち寄りたかったが、次回修行でパワーアップした料理を楽しみにしたい。
posted by asiahunter at 00:00| Comment(0) | ■在日インド系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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