2014年08月21日

デリーで味わう北東州料理

南デリー在住の日本人友人宅に行った際、ここ最近北東州(アッサム/ミゾラム/ナガランドetc)からの若い学生または社会人などのデリー流入が目立つという話を聞いた。10数年前にデリーのサフダルジャン・エンクレイブに住んでいた時も、上の階にはアッサム・ナガランドなどの学生が数人集団で住んでいて周囲の賃貸部屋にも彼らの友人など確認していたが、最近は北東州出身者相手の飲食店なども出来てきてさながらリトル北東州的に見えなくもないという。サフダルジャン・エンクレイブでも内部には若干賃料の安いエリアがあり、そういた所に集住しているようで、実際案内してもらうと周囲はさすがにリトル北東州とまではいかないが、確かに北デリーのチベタン居住区マジュヌー・カ・ティラーを更に小規模にした感じの一画が出現した。せっかくなのでチベット・北東州料理を食べることにした。











まず近くのチベット料理DRUKへ。実はミゾラム・レストランが友人宅すぐ脇にあり、実はそちらに行きたかったが誤って素通りしてしまった。経営者はダージリン出身で、出しているのはチベット料理が中心。メニューの名称を見ても半分ぐらいは分からない。






BUFF GHUMA(牛血のソーセージ) 100rs


SHYA PHALAY(パイ生地で包み揚げたポーク) 60rs/pic
※先日訪れた戸越のマナンダイニングで若干ローマ字の綴りは異なるが、同じメニューを見た。


CHICKEN MOMO 70rs


BUFF CHOWMIN 90rs


MUTTON THENDUK(スープ入りの平打ち麺) 100rs

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別の日、デリー駐在邦人のOさんに招待されてGreen ParkにあるNagaland Kitchenへ行った。



彼の居住しているサケット周辺にも北東州出身者が増加傾向らしい。Nagaland州の料理というのが全く想像つかないが、内装は竹材などを多用したNagalandを意識した作りになっていて、また客層もデリー在のNagaland人というより富裕層のインド人(デリー人)が、普段は口にしない珍しいNagaland料理を洗練された店で楽しむ、というコンセプトが感じられる。店内スタッフもガルワール出身者が多い。なので上記のチベット料理屋のような在デリーの同郷出身者相手をターゲットにした店ではない。そういう店はこういう地代の高い場所でなく、彼らのコミュニティー内に存在するのかもしれない。

ちなみにNagaland KitchenのあるGreen Park, Near Upahar Cinema Complex/Upahar Cinema は既に10数年前に火事で焼失しているがいまだにこの映画館名称が地名として残っている






ウナギ料理/ただし干物のようで固く塩っぽく、日本でなじみのかば焼きからは想像出来ない味。


骨付きのポーク/北東州の料理は食材としてブタが多用される。そして日本ではあたかもサブ的扱いの脂身が赤身と半々ぐらいに存在感がある。


見知らぬ料理名ばかりが並ぶ未知の店では、味の想像がつくモモがある種の保険のような位置づけになる。

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Nagaland Kitchenに行った際、やはりアッサムを中心とした北東州料理を出すrosangという店が近くにあった(店名は『神からの贈り物』という意味らしい)。気になったので後日インド人の友人と共に訪問した。




珍しく女性のホールの方が居る




メニューを見ても分からず店員に説明してもらってもなかなか分からないため、とりあえずCombo-Mealsと記載のあったセットメニュー(499Rs)をオーダー。


他にVaksaというブタ肉料理 320Rs


またメニューに記載は無いが「ライス・ビール」という表現で、米から作った薄い酒(150Rs)も味わうことが出来る。ちなみに許可証が無いのかレシートにはNorth East Beverageと記載されていた。このライス・ビールはアッサムでは『ラオパニ』、マニプリでは『アティンバ』、アルナチャルでは『チャン』と言うらしい。

インドは何度も来ているが、北東州は未訪問。ただ最近はミャンマー〜インパールへ抜けるルートも開いたようだし、昔に比べ旅もしやすくなったようなので、気候のいい頃を見計らって機会があれば是非行ってみたい。
posted by asiahunter at 21:27| Comment(0) | ■インドの旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月11日

タイ・パキスタン友好協会

シーロム通りからGEM/宝石関係の卸問屋などが並ぶMahaseth Rdを15分ほど徒歩で北上した右手に、1954年の設立というThai-Pakistan Friendship Association(タイ・パキスタン友好協会)の事務所がある。【13 Mahaseth Rd, Si Praya, Bangkok 10500】ゲートにはThai-Pakistan Friendship Mosqueという看板が掲げられていて、1Fが友好協会事務所、2Fが礼拝所になっている。



たまたま訪れた2014年8月3日の日曜日は後で知ったが月一の集会日だったようで、タイ・パキスタン友好協会のメンバーたちが4〜50人ほど集まって会合していた。2Fの礼拝所に行く人なども居て建物の外にも談笑している人たちがたむろしてる。礼拝所は必ずしもタイ国籍/パキスタン国籍所持者だけでなく、それ以外の出身地のムスリムも礼拝に来るという。


1F奥の部屋が会議室になっている

集まっていた人々の風貌が、いかにもパキスタン系と分かる人が少なく(ムスリム帽など被った人も居たが)、当初何人かにウルドゥー語(風のヒンディー語)で話しかけたら通じなかった。聞くと在タイ2世とか3世の方で、彼ら同士の会話は会議の議事進行も含めタイ語でなされている。既にウルドゥー語が出来ない人も少なくなく、国籍もタイ国籍の人たちも多い。会議室内には女性会員もいらっしゃったが、外見的には南タイとかマレー系に見えた。渡タイしてきたのが主に男性で、タイ在住後に結婚したのが地元だったりマレーシアの女性だったりと混血も進んでいるようである。



集まっていた中で、ウルドゥー語の分かるラホール出身のアブドゥール氏という、在タイ20年になるアパレルビジネスをされているパキスタン国籍の方が居て、こちらがパキスタン旅行も3度してパキスタン文化に関心あると言うと歓迎してくれて、会議中の室内に招き入れてくれ、会長のSakulshah氏他メンバーの方々を紹介していただき、更にチャイまでご馳走してくれた。真摯な議事進行が滞っては…と一瞬遠慮したが、特段難しい議題がある訳でなく、定期的に集まってワイワイと茶飲み話をしているだけのようらしい。





現在の事務所はやや古くなってきているので現在アユタヤにモスクも併設の大きな施設を建設中だとか、かつては布地販売・仕立て業などを自営でする人が多く、現在は宝石関係が多い、パシュトゥーン系も宝石関係の仕事の他、中古車ビジネスをしている人も多い、など教えてもらった。ごく短時間の滞在だったが非常に興味深い時間を過ごさせていただいた。
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2014年08月09日

在タイ・ネパール人

HALAL LANDのあるsoi Puttaosot周辺は、パキスタン人経営による同店ようなハラール食材店以上にネパール人が個人経営している食材店が多い。soi Puttaosot全路周辺に約10軒程のネパール人経営の食材店があり、そこで買い物しているのは在タイ・ネパール人に限らず、インド系・パキスタン系も居た。食材店で売られているものは在タイのインド系/ネパール系の卸業者を通じて仕入れた食材/日用品など。中には生鮮野菜など置いている店もあり、閑散としたハラール食材店よりも若干活気を感じられる。周囲に漂うカイネ/噛みタバコの匂いなどが強烈にネパールらしさを印象付ける。





ネパール人と言っても元々の出自がネパールであるものの、国籍はミャンマーの人がほとんど。要するに所持しているパスポートはミャンマーのものである。当然共通語としてネパール語も話すし、ヒンディー語も理解する。彼らの上の世代が渡ミャンマーし、現在渡タイしている人々はだいたいはその下の世代で、在タイ歴も10年20年といった人も多い。タイ語も不自由ない。永住権などはなく、ワークパーミットのようなもので滞在しているらしい。タイの入管/警察のチェックも厳しいらしく、たまたまsoi Puttaosot周辺を訪れた二日目に複数の警察官が周囲を検問していた。



soi Puttaosotにはこうした食材店の以外に南インド/Jain Food レストランが多く見受けられる。これは周囲の宝石業者がジャイナ教徒のインド人が多い事を意味する。バンコクのインド系移民が多い場所=インド人街としては以前はスィク寺院のあるパフラットや最近はスクムビットやプラトゥーナームなどが有名だが、このスリウォン地区にこれ程のインド系の集住エリアがあるとは知らなかった。後で分かったがsoi Puttaosotにはジャイナ教寺院が二つもある。



南インド料理やジャイナ教料理を提供する店が多い。オーナーはミャンマー国籍のネパール人など。

こうした南インド/Jain Food レストランの一つShiv sagar Indian Restauranに入りチャ(チャイ)を飲みつつオーナーのShyam氏から興味深い話が聞けた。


Shiv sagar Indian Restauran オーナーのShyam氏

彼も国籍上はミャンマーのネパール人で、ネパールでのカースト的にはパンディット(司祭)である。タンクトップの肩越しにパンディットを象徴する聖紐も見える。店は純菜食で、客層は主に在住インド系(ジャイナ教徒が多い)だったが、以前はsoi Puttaosot周辺に事務所と共に住居も置くジャイナ教徒が多かったが、ここ最近は郊外に移る人が増え、商売的には厳しいらしい。例えば5年ほど前には昼時に満席になったケースもあったが、最近そのような事は全くなく、店は賃貸で月々の家賃の支払いも厳しいという。


Shiv sagar Indian Restauran 外観

お店のメニューを見るとジャイナ料理の他、ドーサ、ワダなどの南インド料理もある。これを誰が作るのか聞くと何とShyam氏本人だという。元々調理経験も無かったが、南インド料理を覚えるためにタイ南部・マレーシアとの国境辺りまで行ってタミル系飲食店で働いて習ったという。この辺のたくましさがネパール人らしくて素晴らしい。ちなみに店には北インド料理を作る別のコックさんも雇っているという。


お店のメニュー

バンコク在住のネパール人が婚礼パーティだったり、故国の祭事などで使うホールとしてピヤ?ホテルとかシヤパンキャ?ホテルといった数少ない在タイ・ネパール人オーナーのホテルがあり、そこで行われているらしい。今度タイミングが合えば在タイ・ネパールの間で行われるイベントに潜入してみたい。
posted by asiahunter at 08:37| Comment(0) | ■東南アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月07日

バンコク・HALAL LAND周辺

シーロム通りからハルーン・モスクに向かう途中、Mahaseth Rdを北上して歩いていると右手にHALAL LANDという看板が目についた。初回通りがかった時はちょうどラマダン中で閉まっていたが、後日再び近くまで行った時は既にラマダン明け後で通常営業していたので、つい吸い寄せられるようにして店内へ。


ハラールランド外観

販売されているものは至ってごく普通のハラール食材店で販売されているようなもので価格もほぼ変わらない。ちなみに500g入りのアチャールの瓶詰価格を聞いてみたら100バーツ(約350円)で日本と大差ない(同じmotherというメーカーの価格は新大久保ナスコで350円)。

日本同様、輸入卸のインド人業者/パキスタン人業者がそれぞれ居て、そこから仕入れているとカラチ出身の店員さんが教えてくれた。顧客は当然在タイのパキスタン人が中心だが、訪問時(平日昼)他に客は居なかった。


店内の様子

HALAL LANDと同じ建物のMahaseth Rd沿いには立派なBBQレストランがある。一見してムスリムと分かる客層以外にもタイ人客で賑わっていて、こちらにはタイ人従業員も働いている。ここも同じ経営者だという。またHALAL LANDと同じ建物の上階はゲストハウスとなっていて、中は見ていないがAC付350バーツ、ナシ280バーツ程で宿泊可という。このゲストハウスに宿泊して周囲のインド・パキスタンエリアを散策するのも面白い。

ちなみにHALAL LANDのあるsoi Puttaosotを西に進むとすぐ近くには南インド系の菜食レストランが数件(某有名南インド料理チェーンと同名のものもあり)、Mahaseth Rdの西側にパキスタンレストランが二軒、東側に一軒あった。この内のパキスタンレストランのカーン・レストランでチャイ休憩。以下はその時のメニュー。




店内の液晶テレビは日本のパキスタン店同様、衛星放送でパキスタンの情報番組などが流れていた。

Mahaseth Rd周辺の宝石関係、特にビーズや宝石付随関連の商品を扱う業者にパキスタン人が多いらしい。HALAL LANDからやや北上した辺りにはThai-Pakistan Friendship Mosqueという在タイ・パキスタン系が多く集まる施設もある。またMadinaなどといった店名のハラール・レストランも周囲には数店点在し、そのうちの一つが非常に味のある腰の曲がった老婆がウエイトレスをやっている店があり、機会があれば是非入店してみたかったのが非常に心残り。次回のバンコク訪問時の楽しみとしよう。


posted by asiahunter at 20:06| Comment(0) | ■東南アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする