2013年05月31日

ネパール人学校見学

朝日新聞などに掲載されていたのでその存在は知っていたが、阿佐ヶ谷に出来たというネパール人学校を初めて見学する機会を得ました。同校の理事長をされているシュレスタさんに同行していただいたので非常にスムーズに案内していただきました。



JR阿佐ヶ谷駅からほど近い場所に学校は立地する。4階建ての瀟洒な鉄筋のビルはネパール風のテラコッタ・カラーできれいに外壁塗装されている。いろいろと場所探しをし、山手線の内側やネパール人居住率の高い新宿区なども検討したが適切な物件が見つからず、様々な検討を重ねてこの場所に落ち着いたという。ちなみに杉並区在住のネパール人は中国人・韓国人に次いで人口率が第三位だという(ちなみに新宿区でも第三位)。しかもヴィザの要件が緩和されたのか、年々来日するネパール人は増加傾向にあるらしい。いい傾向だ。



1Fは保育部になっていて、日本人の有資格者が就学年齢に満たない可愛らしい子供たちを見ている。3歳から受け入れているという。



インターナショナルスクールのため、授業は英語がメインでネイティブの先生もいるという。また当然ネパール人の先生も居て異国の地に於いても母語での授業もある。日本人の子供を対象とした、(学校が終わった後に行われる)英語塾的な授業も行われているという。もちろん同校は日本人も受け入れ。





日本語も堪能な校長先生。いかにも子供好きそうな、優しそうなネパールスマイル。

今年開校したばかりなので、まだ準備中な部分もあるようだが、私の周囲のネパール人たちもとりあえず1年目は様子見、2年目から子供を通わせようか判断する、という人も多い。そうすると通学圏内である杉並区周辺にはさらにネパール人居住率が上がり、ひいてはそうした居住者向けの店やサービスなども出来て…と、今後の広がりが楽しみだ。

エベレストインターナショナルスクール
http://eisj-edu.com/
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2013年05月29日

ネパール人居住率の高いアパート

たまたま都内某所のネパール人の住居を訪れる機会があった。
そこは築30年とも40年とも伺える、古びてしかも殆ど修繕されている気配のない正に3階建鉄骨ALCモルタルのボロアパート(玄関には「●●マンション」と木の表札が掲げられている)で、およそ部屋数15〜6戸ある中で一部屋だけ日本人が住んでいて、残りは全てネパール人という珍しい物件だった。尚、年老いた日本人大家さんは特にネパール人びいきという訳では全くなく、築年数や劣化した内部、しかもリフォームする訳でもない割に家賃も決して安くない(2Kで68,000円!)という物件に居住するのが、たまたま出稼ぎ系アジア人である彼らだっただけである。









出稼ぎ系アジア人の場合、まだ偏見が強いので断られたり、日本人の保証人を求められたりするため必然的に住居の選択も限られる。受け入れるのは例えば中国系とかパキスタン系大家などが所有する物件だったり、このアパートのように古くて日本人がなかなか入らない物件だったりになる。こうして仲間うちの誰かがあるアパートに入れた場合、その情報が流れて他の空いている部屋にも入ってくる傾向がある。このため外国人の多いアパートに外国人がかたまる傾向はあるが、ここまで特定の国の人が集まっている物件は初めて見た。

一時期加藤ひろゆきさんの著書など読んでアパート経営など夢想していたので、こうした整備投資額の極端に少なくても可な物件、しかも個人的に身近な南アジア系の方々を対象にした物件というのは興味が広がります。
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2013年05月21日

Dhobi Ghat

DVDを買ってそのままだった『Dhobi Ghat』を見た。
こんなにスノッブかつスタイリッシュな映画だとはこのベタなタイトルから想像していなかった。ボンベイというインドの最先端な場所で生きる起承転結の無い群像劇。その中で発生する淡々とした日常と言葉のやり取り。淡い水彩画のような落ち着いたトーンは、こういうインド映画もあるのか、と濃厚なマサラ映画に馴染んでいる頭には新鮮だった。ヒンディー語を減らして英語ばかりにしているのもいかにもボンベイのイメージ。リアリティがあり半分ドキュメンタリーを見ているような気さえさせられる。脚本・監督は近年アーミル・カーンの衝撃の再婚相手として有名な夫人のKiran Rao。これ程の作品を作れるような人だったんだ。物語の大半は英語。ただスピードが速いし単語も複雑なのでヒンディー語以上に意味が取れない。よって英語のセリフにも英語字幕が付いているDVDがありがたい。

シャー・ルクやサルマーンと違い、作品ごとにガラっと演技を変えて臨むアーミル・カーンの2011年主演作。同世代のシャー・ルクとサルマーンの場合、良くも悪くも確固たるイメージが観客と本人との間に共有され、それに沿う形、あるいはそをもっと誇張しつつ魅せていくといった作風が顕著なのに対してアーミルは過去の作品のイメージを全消去したところから役作りをはじめているように感じられる。Aamir Khan Productions設立後は映画製作全体に関わり、『Peepli Live』や『Delhi Belly』などややクセのある独創的な映画を作っている。そのあたりも普段ボリウッド映画を小馬鹿にして観ないような層にも支持される所以なのかもしれない。

主演女優のMonica Dograは在米インド系で現在はインドベースで活動するミュージシャンで、この作品が映画デビュー作らしいが、自然なたたずまいがとても初めての映画とは思えない。インド系というのは正に魅力的な人材の宝庫だと思い知った。
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2013年05月20日

命ある限り

先日Yash Chopraの遺作『命ある限り(Jab Tak hai jaan)』をシネマート新宿まで観に行きました。シャー・ルクを巡って二人のヒロインと三角関係になりながらも、その関係は良好さを保ちつつ、純愛を貫きハッピーエンドという、コテコテのラブロマンス映画である種の郷愁を感じさせる、正にYash Raj系の王道映画だった。

独特の非現実感を漂わせるシャー・ルクは久しぶりにスクリーンで見たが相変わらず若々しく年齢を感じさせない。ヒロインのKatrina Kaifは現在インドで最も人気の高い女優だそうだが演技・ダンス共にDTPHのカリシュマーには及ばない。現代のロンドンを舞台にしているが、もう少しインドチックな舞踊シーンなどが挿入されていれば良かったと感じた。

ストーリー中でシャー・ルクが扮しているのはラダック周辺で展開するインド陸軍の爆弾処理担当。約10年で100件ほどの爆弾処理をした凄腕という設定だが、実際この数はリアリティのあるものなのだろうか?ちょうどパキスタン〜インドに抜けるルートで旅を考えていた所だったので気になった。また劇中のセリフで「一線を超える」というのが『Line Cross karna』と言っていてヒンディー語でも同じ表現をするんだと妙に感心した。その他細かいセリフなどやはり字幕があると無いのとでは理解に雲泥の差がある。また劇中やはりシャー・ルクがアコースティックギターを弾き語りするシーンがあるが、エンドロールに(ギター協力:Gibson)とデカデカとクレジットされてて、仮にタイアップで撮影にギターを供出したとしてもこんなに大きいクレジットならば費用対効果が大きい。
posted by asiahunter at 01:32| Comment(0) | ■インド映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする