2013年04月30日

北インドのストリート・フード

北インドのストリート・フードは欧米の影響からか最近ではFoodの一ジャンルとして確立され、レシピ本や写真集などが出版されたり、著名な料理研究家が番組で解説・調理などしているのを見かける。

旅先では手軽で便利で安く、何より視覚的・嗅覚的に刺激が強いのでついつい利用することになる。基本的に高温で調理する揚げ物が多いので安心なので、これから旅行でインドに行かれる皆さんも是非トライして下さい。





『パラータ/パランタ』
アーター粉を水と油で練った中にアールー(ジャガイモ)、ピャージ(玉ねぎ)、ゴービー(カリフラワー)などの具をみじん切りにして整形しタワ(鉄板)で焼いたもの。それぞれアールー・パラータ、ピャージ・パラータ、ゴービー・パラータと呼ばれる。ダヒ(ヨーグルト)と共に食される場合が多い。ダールとあわせて食べる場合もある。




『プーリー・サブジー』
プーリーはアーター粉を水で練ったものを整形して揚げたもの。サブジーは野菜の総称で、飲食店で使われる場合、主食であるプーリーと共に食べる副菜を表す。食堂などでチャパティーなどと共に食される場合、「サブジー・キャー・ヘイ?(副菜は何)」と問うと具体的に教えてくれる。


『ブレッドパコーラ』
その名の通り、パニールなどを挟んだパンをベイスン粉の衣を付けて揚げたもの。北インドの軽食堂などでは全般的に見られる。日本の揚げパンよりももっと食べごたえがある感じ。主にケチャップやハーラーチャトニーなどと共にいただく。(尚、パコーラ用のベイスン粉はこちらから購入出来ます)


『イディリ』
南インドからの巡礼の多い北インドの聖地などでは、彼ら相手のストリートフード屋も多い。ドーサイやサンバル・ワダーなど大概の南インド軽食はヒンドゥー聖地で見かける。


『パラータ/ポロタ』
同様に南インドからの巡礼用に路上で作って出される鉄板料理。南インド軽食はティファンと呼ばれ、全インドで広く食されている。


オリッサ州ジャガンナートプリーの寺院前で見かけたスナック屋台。



スージー(セモリナ粉)を蒸した団子にダール(オリッサではダーリーと言う)をたっぷりかけ、更に野菜パコーラを載せたもの。スージーの食感がいい。


↑ 寸胴にたっぷり入っているスージー




ジャガンナート寺院前は巡礼・参拝客相手に特に朝、屋台が沢山出ている。
たいていはプーリーバジやサモサなどといった揚げ物がメイン。

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2013年04月29日

パキスタンバザール2013

2013年4月27〜28日にかけて上野公園で開催されたパキスタンバザールを見物に行きました。
例年寒かったり天候不順だったりだったが、この両日は風がやや強いものの快晴で正にイベント日和。主催者・出店者もテンション高くなるに違いない。



会場内至る所に設えられたチャルポイ。細かい模様も入れられて普段使いのものというよりハンディクラフト的な加工がされている。昔インドでチャルポイに乗っかった瞬間、体重の重みで破損してしまったトラウマから腰を掛ける事は出来ない。



物販ブースの一番手前はパキスタン大使館ブースが陣取っている。民芸品に混じって弁当箱や食器類も展示販売していた。モノによってはインドより作りが丁寧なものもある。パキスタンも衣装・民芸品など面白いものが豊富。



価格は大使員がその場で相談しながらつけているのであんまり参考にならないが、仕入場所や製造工場などを丁寧に教えていただいたので機会があればパキスタン仕入も視野に入れたいものだ。



壇上ではシディーク社長が司会進行。パキスタン衣装を着たミスコンの際など正に絶好調で、ブースの規模といいパキスタンバザールというよりシディークフェスティバルの感が強い。



パキスタンバザールとあって普段インドレストランとしてインドメニュー主体の飲食店もこの日はパキスタン料理で積極的に勝負している。



大きなハンディがパキスタンの街角を彷彿とさせる。



パキスタン料理のニハーリーとハリームを前面に出しているAl Karam


揚げた魚。パンジャーブ州のダーバーを彷彿とさせる。



初日のゲストはアントニオ猪木。登壇と同時に観衆がステージに群がる。古稀とは思えないエネルギッシュなオーラが漂い、カリスマ性が尋常でない。パキスタンでもいまだに多くからリスペクトされているという。生で見られて感動した。
posted by asiahunter at 08:10| Comment(0) | ■その他雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月25日

インド・飲酒メモ vol.3

今回の仕入旅では久しぶりにOrissa州ブバネーシュヴァル及びプリーに滞在した。
時期的にかつては多かったはずの日本人観光客などが激減し、代わって増えているのがインド人観光客だという。特にバスで約10時間弱で来れるカルカッタなどベンガル人観光客が多いそうで、確かにかつては外国人ヒッピー系旅行者ばかりだったプリーの目抜き通りであるC.T.Road(Chakratirtha Road)などですらベンガル語表記の飲食店などが目立つ。



プリーの代表的日本人宿であるサンタナが、より中心部近くのホテルを買い取り改修して営業していた。かなり規模の大きな建物で、更に昨年12月にはデリーのパハールガンジにも支店を出したという。外国人観光客減少の折だというのに正に破竹の勢いだ。



脇にはBARも併設されていて、オーダーしてからサーブするまでの時間が短くて感心した。この辺は日本人相手に接客しているからだろうか?大体インドの特に観光地では待たされることが当たり前。だから逆に新鮮だ。
尚、サンタナではかつての安宿も残しているという。そこにはインド人はもちろん他国人も泊めず、日本人のみ宿泊可だそうだ。



C.T.Road中ほどにあった、ビーチ沿いに建っていたBAR。
外資系資本としては比較的早い時期にインド進出していたFosterの看板があったのでフラフラと吸い寄せられるように中へ。他の地ではあまり見かけなかったFosterのストロングを油っぽいパパルと共にいただく。





仕入旅の終盤はチェンナイへ。いつものように酒屋に併設されている飲酒スペースで立ち飲み。
ここでもあまり見たことの無いCOMMANDOというランボーのような男性がラベルのビール。



KingfisherもBlack LabelもHywards 5000もGod Fatherもいつものピールが何も無く、今日はCOMMANDOしか無いというのでしぶしぶ飲んだが悪くない。この逆にチープな感じのするラベルはいかがなものだろう。



立ち飲みしていると隣でラムをミリンダで割るという、想像しただげで甘ったるくて気持ち悪くなりそうな飲み方をしていた人が居たので話しかけてみた。いつもこの割り方で飲んでるという。



写真撮ろうとすると嫌がるので仕事を聞くと警察官だという。まあ勤務外ならば何の問題も無いと思うが、この辺がインドの飲酒に対するイメージの壁なのだろうか。普段見ることのできない人間模様を観察で来るので、なかなかインドの飲み屋巡りも楽しいものである。

posted by asiahunter at 19:48| Comment(0) | ■インドの旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月24日

インド・飲酒メモ vol.2

ここ数年でインドの飲酒状況も少しずつ欧米化しつつあるように体感する。
とは言え例えばバンコクなどといった、極端に飲酒が自由な国(とは言え時間帯によってコンビニでの酒類が販売ストップになるが)に比べて不自由さを感じる点は多々ある。



たまたまパハールガンジのチュナーマンディ近くのBARに入ったら生バンド?というかハルモニウム風のキーボードとドーラク(北インドの両面太鼓)を伴奏にして昔のフィルミーソングなどを主に中年男性の歌い手が歌い、脇に二人ほど座っている化粧の濃い女性が、無表情のまま合いの手を入れたりあわせたりしている。客は手に100Rs程のチップを持って曲をリクエストしている。中年男性はエネルギシュに歌いあげるが傍らの女性は暗い顔をしたまま。それでもBARのような場に設えられた簡易ステージで、飲みながら歌を聴くというのは幸福な時間らしく客たちは盛り上がっている。こういう彼らがバンコクなどの盛り場に行ったらさぞ楽しいに違いないだろう。



日本では酒屋を営業する際、酒類販売業免許が必要だが、インドの場合飲み屋を開く場合においても州政府からの免許が必要となる。
↓マハーラーシュトラ州の酒類販売業免許
http://www.wikihow.com/Image:Mah_alcohol_permit.png



飲酒開始年齢や酒税も各州ごとに異なるので、同じキングフィッシャーのビールが州をまたぐと価格が違う場合がある。また選挙や宗教イベントなどの際は酒屋が閉まってしまうので、買える時に買っておいた方がいい。



最近のインドでよく飲まれているというSignatureというウイスキー。箱入りで高級感があり、スッキリして飲み口爽やか。



このSignatureをコーラで割り、コーラのペットボトルに入れて車内に持ち込み、作ってきたマトンカレーなどと共に揺れる車内で夜のタライ平原などを横目にチビチビ飲むのはインド鉄道旅の醍醐味である。ただしあまり飲みすぎると翌朝の爽やかな朝日と隣人たちの笑顔のまぶしさが目に辛い。




バラナシのBARにて。
一本目、キングフィッシャーを注文し、おかわりを所望すると「キングフィッシャーはストックがない」と言う。
こういう事はビールに限らずインドではしばしばあり、その都度悩まされている。



ピーナッツや玉ねぎのみじん切りに塩・マサラをかけたつまみ。パパルと一緒に食べても美味しい。



青年が肩寄せ合って人生を語っている。

posted by asiahunter at 21:42| Comment(0) | ■インドの旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月23日

チェンナイのVasanta Bhavan

チェンナイ滞在中はバックパックを背負っていた20年前から宿泊するのは大体Egmore駅周辺。一時期Chennai Central駅周辺にも泊まったこともあるが、Egmore駅周辺は特に美味しく手頃なメシ屋・飲み屋・洗濯屋・(今ではほとんど使わないが)電話屋・ネット屋が揃っているので短期滞在するには大変便利なところです。

そのEgmore駅周辺の飲食店の中で最も好立地にあり目立ち、客数もダントツなのがVasanta Bhavanという南インドレストラン。早朝から深夜まで営業していて(メニューには6:00AMから23:00PMまでとある)客足が絶え間ない。


チェンナイ滞在時は美味しいので大体ここで朝食にする。特に美味しいのがポンガル(50Rs)。







卓上にある調味料・ギー・サンバル・チャトニーなどふんだんにかけてドロドロにして食べる滋味深い味わいに、思わず目をつぶって全身を舌にする心持でゆっくり…ゆっくりと咀嚼し反芻する。あまりに美味しいので後でもたれるのは承知の上でおかわりし二皿食べるのが私の日課である。食後のマドラスコーヒーがまたいい。



いつもは朝食の後は仕入しているため昼時Egmore駅周辺に居ることはないが、たまたまその日の昼時この場に居たので、あれだけの美味しい朝メニュー(ポンガルやイドゥリー、イディヤッパンなどは朝及び夕のみ出される軽食)を出すのだからとランチもオーダー。メニューにあるチェンナイミールス(120Rs)。



サーブされたのはターリー皿の形にカットされたバナナの生葉が敷かれた、見るも美しいミールスのセット。



まずチャパティなどがなどが置かれる。インド系の人々はナン/チャパティなどとご飯を共に食す場合、まずナン/チャパティで食べ、そののちライスで〆る、というスタイルのようである。



いい香りのするライス。横に添えられているのはギーと「ダール・パウダー」と言っていたが、食べたらきな粉だった。きな粉とギーを混ぜて、ご飯と混ぜて食べるようだ。





それにしても120Rsでこのコストパフォーマンスはいい。
お近くにお泊りの際は是非お試しください。
posted by asiahunter at 18:29| Comment(0) | ■インド料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月04日

テレビを持って帰国するインド人たち

2013年春のインド・タイ仕入から帰国しました。仕入期間中は発送の遅延などご注文いただいたお客様各位にはご迷惑おかけいたしました。改めましてお詫び申し上げます。

さて、今回も起点をバンコクにし、そこからインド往復するというルートにしました。バンコクまではいつもチマチマ貯めているUAのマイルでTG利用し、バンコクからデリーまではキングフィシャー航空亡き後国内外に顕著な勢いのインド産LCCであるIndigo(BKK-DEL 7034rs)。時間通りに出国カウンターに行くといつものように男性インド人乗客がぎっしりと群れを成している。タイはじめ他国の乗客は数えるほどしか居ない。



昔からそうだったが、ここ最近特に顕著なのがテレビをもって帰るインド人乗客。数年前に聞いた話では、ハリヤナ州やパンジャーブ州に電化製品専門の運び屋の集団が居て、今は無きIC(Indian Air)などの団体旅行扱いで格安のチケットを割り当てられ、一人一台大型テレビなどを持ち帰る。運び屋の手数料は格安で、よくよく彼らの垢抜けない貧相な風貌を見ると、どう見ても大型テレビを自宅に置いて楽しむような層には見えない。十数年前からそのような光景を見慣れていたが、この日出国カウンターに行くと数十人並んでいるインド人客のほぼ全て液晶テレビを持っている。たいてい32インチで、ごく少数40インチ、またはそれ以上のサイズを持っている。メーカーは主にソニーまたはサムスンでたまにパナソニックが混じっている。




これもまた新手の運び屋かと思い横で並んでいたインド人乗客に聞いたらそうではなく、個別にチケットを買ったりした個人ツーリストまたは団体旅行らしい。皆同じテレビを持っているので同じグループかと思いきや全てバラバラで、話しを聞いた彼らはデリー出身の中年二人連れだった。LCCの出現で格安で東南アジアに飛べるため、バンコクなど本当にインド人観光客が多い。それが示し合わせたように例外なくテレビを買って持って帰る。後日タイ人に聞いたらバンコクでのテレビの価格は日本のそれと変わらないという。バンコクの中にも家電製品を安く売るかつての秋葉のような場所があり、そういう場所でインド人は購入している。インドに持ち込む際の税金も一人一台までならTAX FREEらしい(32インチまでは無税、とか40インチまでならとかサイズによって変わるらしい)。これだけ激しく売れるのであればバンコクでインド人相手にテレビを売ればよほど儲かるのではと思わせられる。


インドで見かけたLG製の32インチの広告。22,990Rsとある。


ちなみに出国ゲートを出てパスポート・コントロールのカウンターを出た後ろの一角に超過滞在者用のブースがあり、少なからぬ人たちが並んでいる。タイでは超過日数に応じて単に罰金を払えばよいらしく、子連れの欧米観光客といった人々も居て談笑していたり、オーバーステイという後ろめたい雰囲気が全く感じられなくていい。

posted by asiahunter at 10:54| Comment(0) | ■インドの旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする