2012年10月18日

ディワリ横浜2012

先日の土日、毎年恒例の横浜ディワリが執り行われました。



飲食系の出店数が心なしか年々減少傾向にあるように感じられるのは費用対効果が得られないからなのだろうか?出店要件が厳しいからなのだろうか?
公共の場で飲食出店する際の衛生基準が過剰かつ非実際的なため、それが足かせになって出店業者の売上の妨げになり、ひいては出店業者の減少につながりイベントそのものの集客にも影響を及ぼすという、規制による負のスパイラルを生じさせている。多少のアクシデントには目をつぶってでも、業者の自己責任に任せるようになれればもっと集客・拡張出来、アジア味豊かなイベントになるのだろうに…

そんなイベントでも毎回おなじみの飲食業者の他、新規に出店する美味しい店もあり、そんな店の発見も横浜ディワリの楽しみの一つだ。



このお店は横浜にあるサティというネパール系のお店で、ビリヤーニにチリチキンとマトンチョエラがついて1000円という強気の価格設定のせいかイベント常連店に囲まれて行列が少なかった。この手の国際イベントではカレーセットの価格が談合でもしたかのような横並び価格が普通なので逆に新鮮に感じさせる。店番を抜け出して買いに来たので並ばないのに越したことはないのでビリヤーニのAセットを注文してすぐに食べたらとても美味しかった。



大盛りにしてください、と言うと快くしてくれたので夕方また同じセットを食べ、翌日も朝・昼・晩と三度の食事は全部ここのビリヤーニAセットにした程美味しかった。ただしこのイベントで使用したバスマティ(ネパールから取り寄せたとの事)は通常店舗では出していないという。このクオリティのビリヤーニが食べられるのならば横浜であっても通う心づもりでいたのだが。
posted by asiahunter at 11:10| Comment(0) | ■インド系イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月16日

Noukadubi

先日のChalo Dilliに引き続き、同じく渋谷で開催中のIndian film FestivalでNoukadubiを鑑賞しました。平日な上にベンガル語映画なのでガラガラかと思いきや、想像していた以上に観客がいて意外だった。



内容は見合い結婚した嫁を、新婚式翌朝のフーグリー河で取り違え、気づかずそのまま数年生活するというありえない話し。ただカルカッタという場の持つアナーキーな雰囲気並びにこの地方特有の脳内すら溶かすような極限の蒸し暑さが、ありえない話しにリアリティを感じさせ、更に作中のベンガル人演者の論理的な饒舌によって肉付けされてありえる話しに思えてくるというファンタジー。ただし深い内容はベンガル語映画であるし、字幕が不十分なためよく理解できない。

スクリーン上に映し出される、全体的にモノトーン調ながらベンガル特有の服飾デザイン、テキスタイル、内装デザインなどが素晴らしい。これは美術スタッフが特別優れている訳でなく、ベンガル固有の美的センスやデザインが傑出しているからだ。過剰でやや退廃的なスタイルはインドの他の地では見られない。また女優Raima Senも男優Jishu Senguptaもいかにもベンガルの美男美女という感じで、あたかも印象的なフランス映画を見ているような錯覚に陥った。この監督のRaincoatは以前見たことがあるが非常にベンガルな雰囲気あふれる作風でこちらも素晴らしかった。
posted by asiahunter at 06:46| Comment(0) | ■インド系イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月09日

Chalo Dilli

先日、渋谷で行われているIndian film Festival 中のChalo-dilliを観に行きました。

ボンベイ(都市部)の交通渋滞やそれによって搭乗ゲートの閉鎖時刻に間に合わない、とかイントロから非常にリアリティがあって共感する。Vinay Pathak演じる在カロールバーグの衣料品・店主の下品・無教養・図々しさ・いい加減さ、またLara Dutta演じる投資銀行役員の高飛車・英語の多用・地方の習慣への無知など、誇張されてはいるもののいかにもインドに居そうなある種のタイプを象徴していて知らず知らず映画に没入させられる。配役がいい。(特にここでVinay Pathakが演じる下品なおじさん的なロールは従来からインド映画にはよくあるが、一般人とは乖離した生活を送っていそうな俳優たちが実際に居そうな庶民をなぜこれ程リアルに演じられるのかかねてより疑問だ。その筋に詳しい演技指導者などが居るのだろうか?)



内容はシンプルでコミカルなロードムービーなので日本語字幕がズレたりしていたが問題なく理解できる内容。主要登場人物も店主と銀行役員の二人だけに抑えて風景・列車・ダーバーでの食事などのシーンが多いのが好印象。特に何度かインド旅行をした人などはインドへの郷愁やみがたくなるのではないだろうか。私はつい2か月前にインド訪問したばかりなのにまたインドに行きたくなった。

インドは国土が広く気候も差が激しいため、山川草木は元より人種・服装・建造物など風景そのものがパンチがありフォトジェニックで映像として十分成立する。こうした映画の場合俳優たちの演技は映画を成立させる上で必要ではあるものの不可欠でなく、むしろ主役はインドの風景そのもののを力強く描くべきであり、従って特別出演のアクシャイ・クマール、ましてや取って付けたような泣かせのラストなども蛇足かつ違和感ある。ラストは単に旅する二人がそのままデリーにフェイドアウトする感じでいい。
posted by asiahunter at 21:58| Comment(0) | ■インド系イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする