2010年02月23日

アジアン料理 マナカマナ

今月1日、川越市でネパール人二人組が小さなインドレストランを静かにオープンさせた。彼らはポカラから山道を4日ほど歩いたところにある同じ村の出身者で、一人はマネージャー、一人はコックである。



従来この店舗は焼き鳥屋か何かだったのを居抜きで借りていて、以前の店の跡形は至る所に見え隠れするが、アジアハンターから購入してくれた布やインド国旗などでなるべく見えないようにしている。そのほかにもテーブルクロスや食器などの什器類もアジアハンターでそろえてくれた。私も彼らの開店を手伝い、テーブルやタンドールの搬入などを手伝った。




実は彼らは長年、都内某インドレストランで勤務していたのだが、ある事情があってそこから独立することとなった。だが急な話であったことから予算も限定され、さらには外国人との賃貸契約を嫌がる物件オーナーが多いことなどから物件選びは難航。ようやくこの場所に落ち着くこととなった。切り詰められた開業資金の中からアジアハンターから什器・備品購入してもらった事に心より感謝しています。
尚、日本で飲食店を開業しているネパール人はタカリー族の人が多いが、彼らは純然たるヒンドゥー教徒しかもブラーフミンの階級なので、他の店とは一味違うかもしれない。


細かく刻まれたタンドーリー・チキンが和えられたキャベツのサラダ。美味い。


フカフカのナーンとマトンカレー。
ランチセットは600円〜


タンドーリー・チキンは450円〜。
肉厚でジューシー。この店はきちんと火が通っている。

川越市旭町3-17-19
アジアン料理マナカマナ 
049-247-6594
posted by asiahunter at 23:47| Comment(2) | ■インド食材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月16日

ベトナムのインド系

この2月、マイルが貯まったので日本-タイ往復航空券を入手し、タイへの仕入も兼ねて生まれて初めてベトナムに行くこととにした。ベトナム雑貨が注目されて久しく、今更な感じも無くは無かったものの、バンコク〜ホーチミン間の航空券も現在ではネット上でE-チケットが安く購入出来(実際ベトナム航空のサイトで往復料金が日本円にして約10,000円ほど)たり、新たな商品への好奇心もあり、何より美味しいと評判のベトナム料理も味わってみたかった。

ベトナムは初訪問だったので右も左も分からない状況だったので、とりあえず『地球の歩き方』のお世話になる。ホーチミンの項を見ていてまず気になったのが、ホーチミン(旧サイゴン)市内に点在するヒンドゥー教寺院の存在だ。既にインターネット情報収集し、在ベトナム・インド料理店のリストはプリントして持参していたが、少なからずヒンドゥー教寺院が存在することが何よりも興味をそそられる。ベトナムに来ても、どうしてもインドが気になる…


ホーチミン市内中心部にあるSubramaniam Swami寺院。名前からしてタミル系。




小さからぬ規模のドゥルガー・プージャも市内で開催されているようである。


こちらもホーチミン市内中心部Sri Thenday Yutthapani寺院。
この名前も南インド系。シンガポールにも同名の寺院があり、奇祭タイプーサム祭が行われる。



参拝に来ていたのはインド人ではなくベトナム人。特にヒンドゥー教徒でもないという。本尊に中国風の長いお香を捧げていた。




寺院内部には複数の神格が祭られている。

昔シンガポールで購入した『Indian communities in Southeast Asia』という東南アジアに分布するヒンドゥー教徒を扱った本には在ベトナム・インド人に関する情報も数ページに渡って記載されていた。古代〜中世にかけてヒンドゥー文化の大影響は別として、近代以降、英領インド地代の19世紀後半から徐々にインド人移民が増え、1937年の調査では約1,000人のインド移民がベトナムに存在していたという。その際、現在のベトナムは仏領だったため、現在連邦直轄領であり、文化圏的には南インドのタミルナードゥに属するポンデチェリーに属していた仏国籍を所有するインド系貿易商らがサイゴンなどでのビジネスに成功、かなりの富裕層となり金銭的・文化的にもベトナムに影響を与えた。(こうした富裕層の集まるストリートが四つほど、当時のサイゴンにあったという)かれらは進んで寺院を建設・寄進し、それらが現在でも残っているようである。


ホーチミンで宿泊したホテルのすぐ近くにインド料理屋(店名:ボンベイ)があった。
店の経営者らしき老婆がチューリーなどを身に着け外見は明らかにインド系。
とはいえヒンディー語も英語もほとんど通じない。南インドの出身らしき事は乏しいコミュニケーション能力でも把握出来た。


店名はボンベイだが、現在の実質的経営者(老婆の娘婿)はバングラディシュ出身のムスリムである。とはいえ店の来客は大半が地元ベトナム人のようであった。




マトンカレーとパロータを注文。
パロータは一般的にケーララなどの南インドで多く食されている主食だが、実はバングラディシュでも(レストランなどでは)一般的に食されている。これは昔インドをアラビア海〜ベンガル湾沿いに半年かけて陸路で旅した時に気がついた。ケーララやタミルで主に食されるパロータが間に入るアーンドラ・オリッサ・西ベンガル3州では食されず、飛んでバングラディシュで食されているというのは大変不思議である。カレーはカラシ油を多用しサラサラしたスープ状の、典型的なムスリム・ベンガルスタイル。

posted by asiahunter at 13:26| Comment(0) | ■東南アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする